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July 2006

July 17, 2006

日本沈没

いまから30年程前、、、そのテレビシリーズの金閣寺が激しい地鳴りとともに地割れに沈んで行くワンシーンを悪夢のようにその目に焼き付けた僕は当時、4ー5歳だったであろう、、、。1973年に小松左京が世に出した日本沈没の原作は映画、テレビとメディアミックスされて日本中を震撼させた。

時は流れて2006年、、阪神淡路大震災という現実を経て、関東大震災の再来が絵空事ではなく予測された事実として日本国民に認識されつつある今、満を持してのリメイクと相成った。監督は平成ガメラシリーズの特技監督として名を挙げた樋口しんじ監督。柴咲コウ、草?剛主演、及川光博、大地真央等が脇を固める。

オリジナルを踏まえて現代風にアレンジされた設定とストーリー、、、天変地異を描くVFX技術の進歩は目覚ましいものの、前日観たオリジナルに比べるとかなりドライで無機質な印象。奇麗すぎるのだ、、、、かえってミニチュアと実際の爆破等を駆使したローテクなオリジナルの方が真に迫っている気がする。人間ドラマの描き方も、脇役の健闘が光るが主演の二人がどうしても弱い印象。しかしながらオリジナルと比較するということをしなければかなり楽しめるし、日本人としてのidentityを認識する上でこの上ないきっかけとなるはず。

ほぼ臨月のイナ妻と上のちびっ子2人を連れてご家族での鑑賞とあいなった。北朝鮮のテポドン2発射を巡る国連決議をめぐっても対立関係にある中国に対して、現時点で実際には日本人の難民受け入れ要請ははっきりいって厳しいだろうね。
それにしてもなにが凄かったかといえば、久保田利伸とSunminさんの主題歌が一番凄かった!!御見事!!

リンク: 日本沈没.

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July 13, 2006

ブレイブ ストーリーに見る強烈なメッセージ

宮部みゆき原作のファンタジー

かの実力派集団GONZOとフジテレビがタッグを組み、これでもかといわんばかりのキャスティングを引っさげて世に問う処女作。
両親の離婚を機に家族喪失の危機に瀕した15歳の主人公ワタル、、、。廃墟ビルにある運命を変えることの出来る扉を開き、幻世界へ冒険の旅にでるのだが、、。

原作は例によって未読な訳だけれどかなりの長編を2時間に落とし込んだこともあって、序盤から中盤にかけてはなんだかストーリが表面的かつ機械的に流れるだけでかなり厳しい状態、、このままいったらきついなあという危惧がピークにさしかかる頃やっと、物語が動き出す。豪華なキャストと映像技術に支えられた本作だが、結局は原作の持つ強烈なメッセージに救われている印象。
理不尽な現実世界に翻弄されていた15歳の少年が冒険の果てに手にした答えとは、、、、”人生プラスマイナスゼロ!”という至極自然な、しかし皆が認めようとしない現実。楽しい事があれば悲しい事もある、、ありのままを受け入れてそこから自分の力で未来を開こうという決意に、じーんと来てしまった。

本作のメッセージは昨日偶然にも新聞か雑誌で読んだだれかの言葉に見事にシンクロする、、曰く”御天道様ばかりを追いかけるな!”、、、つまりいつも脚光を浴びるために太陽を追いかけてみても、結局は日は傾きそこも直に闇に沈む、、、、周りを気にせずにひとつ所で地道に努力を続けていれば、いつの日か日が差し込む時が必ずやってくる、、と。

これって、妙に説得力があり示唆に富むよね、、、うーん。

ちなみに大泉洋はまたしても人間役ではないのだが、かなり大暴れしており、いつのまにかキャラクターを北海道なまりにしてしまっているという暴挙!(笑)。”なまら、、、”とか言っちゃってたしね、、。ラスト10分を見ると本作の全てが凝縮されているね。

リンク: ブレイブ ストーリー.

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