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September 10, 2008

20世紀少年

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マスターキートン、MONSTERなど緻密な物語で知られる日本コミック界の勇、浦沢直樹原作作品。20世紀少年は、マスターキートンやパイナップルアーミーにはまったあと、ちょっとだけかじり読みしただけでノーマークだった作品。
ハリウッドばかりか、本邦にも押し寄せる劇場オリジナル作品の不作、、というか不毛の時代にあって、ついに本作にも白羽の矢がたったという感じか。
 浦沢作品のなかでは、基本的にはしっかりした英国文化の掌握と軍事考証に裏打ちされた1話完結型のマスターキートンが一番好きだったのだけれど、20世紀少年の原作はどちらかといえば、作者のロックスピリッツが全面に出た、緻密さというよりも以外に荒削りで勢いに任せた作品の印象。
 コミック1-5巻までを劇場3部作のうちの第一章として公開された今回の20世紀少年、、、。1970年代、、少年の頃、草むらに作った秘密基地で世界を守る正義の味方になることを誓ったケンヂ、オッチョ、マルオ、ユキジ、、、。ロックスターへの夢破れ、酒屋の実家を継いだ冴えない中年男ケンヂの前に、突如として現れたなぞのトモダチ、、。トモダチは、ケンヂ達が少年の頃に秘密基地で思い描いた、世界滅亡のシナリオ”よげんのしょ”に則って、世界滅亡を具現化しようと企む。はじめこそ、そんな絵空事が起きるはずも無いと、気にも留めなかったかつての少年達だがサンフランシスコ、そしてロンドン、、細菌兵器がばらまかれ、ついには国会議事堂も爆破、、。すべては”よげんのしょ”の通りにことが運んでいく。 本当に世界は滅亡するのか?そして、”よげんのしょ”を実行しているトモダチとは一体だれなのか?すべての謎を抱えつつ、それぞれの人生を歩んでいたかつての少年達が世界を滅亡から救うべく立ち上がった!
 映画化を期に、原作を読み直そうという動きが強く、すでにブックオフなどでは在庫が薄い状態が続いている。幸い、かじり読みだけだったのであるが、1-7巻までを購入し、我がちびっ子たちと予習をすませてから、映画館へ。 キャスティング、カメラアングル、セットにいたるまで、まさに原作の完コピである。映画スタッフの原作に対するオマージュの深さが見事に反映されている。 ただ、心配なのは、ここまで完コピだと、原作をよんでしまえば映画をあえてみる必要が無いということ、、。ラストシーンは変えるらしいが、コミックは読者の想像力でキャストから、色彩からBGMにいたるまで自由に脚色可能である点で、全てがフィルムに焼き付けられてしまう映画には分が悪いだろう。 通常は、原作コミックは、あくまでプロット程度で、映画化に当たっては、いろんな要素が肉付けされたり脚色されたりする訳だけれども、裏沢直樹作品に当たっては、原作コミック自体の完成度があまりに高いため、どこまでクオリティーを保てるかということが問題。そんなわけで、キャストも脚本も(脚本は原作者自身が担当しているよう)、すべてが原作の呪縛から逃れられないという宿命を背負っているのも本作の特徴かもしれない。できれば、第二章公開の2009年1月まで待ってから、続きのコミックを読み返したいけれど、はやく先を読みたい衝動も抑えられず、なかなかに悩ましい作品である。
 キャスティングに関しては、実力派ぞろいで、誰をあの長髪の代議士にするのか興味があったが、見事にはまり役。オッチョも然り!、マルオやヤンボー&マーボーもいうことなしである。 ちょい役のミッチーや藤井フミヤの使い方も的を得ていて、なんとも贅沢な映画に仕上がっている。ただ、STEAM BOYの時と同じことだが神様役の滑舌の悪さと台詞の聞き取りにくさはご愛嬌か、、?また、カンナの成長後はどうだろうか、、このへん個人の好みの分かれるところだろう。

リンク: 映画「20世紀少年」.

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