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February 23, 2010

浜松で観る ゴールデンスランバー 人間の武器は信頼と習慣だ!

ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 原作、中村義洋 監督作品。 主演は、堺 雅人。
名作 アヒルと鴨のコインロッカーの伊坂幸太郎&中村義洋の強力タッグが放つ劇場作品。今回も、地方都市仙台を舞台に緻密な伊坂幸太郎ワールドが展開する。

結構真面目にお仕事した自分へのご褒美として、出張先の浜松で選んだのが、このゴールデンスランバー。いつもながら原作は読んでいない。
先日、その面白さにやられたフィッシュストーリーや、記憶に深く残る名作、アヒルと鴨のコインロッカーの原作、制作チームの新作とあって、期待も高まると言うもの。 おかげで、新幹線の終電ぎりぎりだったのにエンドロールまでじっくり観てしまい、あやうく延泊を余儀なくされるところだった。

タイトルのゴールデンスランバーは、人気の絶頂にありながら解散した伝説のバンド、ビートルズの最後のアルバムに収録されている子守唄。そもそも、僕はビートルズの呪縛にとらわれていないぎりぎりの世代。本作のタイトルでもあるゴールデンスランバーという楽曲にもなんの思い入れも無い。 それでも尚、本作の根底に流れるノスタルジックな過去と苛烈すぎる現在の対比をしながら、さしたる状況説明も叫ぶべきメッセージもないままに一気に主人公青柳の逃走劇を見せつつ、感情の大きなうねりを巻き起こし、結果的に優れた群像劇に仕上げた原作者と監督の凄さ、そして音楽の持つ力に感嘆した。 また、劇中に大きな印象を残す”人間の武器は信頼と習慣だ”という言葉を体現し、仙台の一般市民の助けを借りながら巨大な国家権力と対峙する主人公青柳のキャラクター設定は、堺雅人の人柄があってこそ、嘘にならないものだったと思う。 音楽は、本チーム定番の斉藤和義、、もちろん自ら音楽好きの僕ではあるが、斉藤和義にも大きな思い入れはないのだけれども、彼やビートルズというネームバリューによる魔法の力を借りずとも、音楽も映像も素敵だったし僕にとって非常に秀逸なエンターテインメント作品であった。

香川照之も語っているように、この映画の凄いところは、オチもなければ、声高に何らかのメッセージや主張を謳っているわけでも無い、、それなのに、本作を観た人達はその心を訳も解らぬまま大きく揺さぶられるのだ。 主人公が死ぬとか、大どんでん返しになるとか、動物が可愛いとか、子役が泣かせるとか、命を大切にとか、地球を大切にとか、友達を大切にとか、、そんなのに一切頼らず、目に見えない何かを僕らに強く突きつけてくる。これこそがほんとのエンターテインメントだろうと思う。 

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今年初の劇場で観た映画レビューはこれ… ゴールデンスランバー - goo 映画 公式サイト⇒http://www.golden-slumber.jp/ 映画化決定の話があった時から、観たくて観たくてしょうがなかった映画! 前売りのチケットも去年のうちに購入(^m^:) 出来? もう言うことないっす!(^◇^)b 劇中キーワードとして出てくる言葉… たいへんよくできました◎ を中村監督にそのまま差し上げたいくらいです。 原作通りと言うか、原作のイメージを見事に再現してくれました。 ... [Read More]

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監督、中村義洋。脚本、中村義洋、林民夫、鈴木謙一。原作、伊坂幸太郎『ゴールデンス [Read More]

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【 {/m_0167/}=11 -4-】 上映時間が17時20分からとちょっと平日には行きにくい時間のこの映画、今日は仕事だったので、だから海は無し、そのおかげで封切りしてかなり時間が経ってからながらようやく今日観に行けた。 以前に友人が貸してくれたので読んだ原作、むちゃくちゃはまってしまった伊坂幸太郎。 あのときの記事では「この作品は映画化はよした方がいいのかな?」と書いてしまったので(この記事→2008/10/3)、今回の映画化作品を観に行くのはドキドキもんだ(; ̄ー ̄A アセアセ・・・  首... [Read More]

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