« ここまでリアル!東京マグニチュード8.0 | Main | 慣性の法則に則った週末の過ごし方 »

April 15, 2010

駄作?シャッターアイランド、、それとも、なにかの間違い?

 シャッターアイランド、、”全ての謎が解けるまでこの島を出る事は出来ない”というキャッチコピーのサイコサスペンスミステリー。 スコセッシ監督とディカプリオの黄金タッグによる鳴りもの入りの作品である。しかしまあ、観てみてびっくりしたので、なぜにびっくりしたのかをネタばれなしで、、、。
 おりからの春風が、せっかくの桜を台無しにしてしまったOFF日。風は強いし、寒いしで、バイクも釣りもカヤックもあきらめて、学校から帰って来た10歳の娘を連れてフォーラムへ。 今日は、カップルデイ、、親子と言えどもカップルなので二人で2000円とお得なのだ。 何を観ようか?宇宙人侵略ものっぽい”第9地区”、”のだめカンタービレ””ハートロッカー”などなど、、ここはひとつハートロッカーを観たかったのだけれども、残念ながら時間が合わず、かといってわざわざ金払って”のだめ、、”でもないだろう。 つい最近、娘にディカプリオの”ザ、ビーチ”をみせたところだった事もあって、”シャッターアイランド”にしてみる。考えてみれば、PG12の作品だし、謎解きミステリーで、小学生に字幕では、読めない漢字も沢山あろうし、ちょっと厳しいかなーと思ったが、3歳のころから洋画を観まくる強者ぞろいの我が家の子供達である。 ”くーちゃん、これ、結構難しいけど大丈夫?観れそう?” ”ん、全然OK”という心強い返答。
 まったく予備知識が無かったため、いわゆるLOSTのような、孤島サバイバルサスペンスなのかと思いきや、方向性は全く異なっていた。孤島の囚人専門の精神病院で起きた女囚の失踪事件の捜査に、ディカプリオ扮する保安官が乗り込んでくる、、というのがストーリーで、本編前のテロップに”謎解きのために、登場人物の僅かな目線の動きや手の動きを見逃さないように!”という丁寧なアドバイスまで流れる始末。 それならば、と意気込んで、眼鏡をかけて本編開始! 船酔いしたディカプリオが、問題の孤島の刑務所に上陸してくるシーンから物語は始まるのだけれども、その時点で、”あ、なるほどそう言う話ね”と、本編開始3分程で謎解き完了!というか、別に謎なんて無いし、、。 犯人を追う捜査官と孤島と精神科医、、こうくればもうオチは決まってしまうもんね。 いやいやしかし、いくらなんでも1000円払っているんだから、そんなありきたりなオチは無いだろう、きっともの凄いどんでん返しが待っているはずだ、シャラマンも真っ青くらいの、、、と、頑張ってストーリーを追うものの、あっけなくラストまで物語は予想通りにステレオタイプの軌跡を辿っていく、、うそ、うそ、もう一回転しないの?しないの?え、、ほんとにその結末でよかったの? なにかの間違いじゃなかろうか?
 これ、結構非難囂々になるんじゃないだろうか?金かえせくらいの、、あそこまで煽っておいて、その状況設定だけでオチが読めてしまうと言う致命的な弱点を抱えた作品であった。 ならば、謎解きを煽るような宣伝を謹んで、本編の作品世界に集中させて欲しかったと思う。 ディカプリオの最後の台詞には重みもあって、もっと違う売り方をしていれば、作品価値も高まったはずだ。 そもそも、冒頭で映画のオチが見えてしまうことが多い自分だけれど、それだけ歳を取ってしまったのだなーとちょっぴり悲しい。まあ、17歳の時にミッキーローク主演のエンゼルハートにどっぷりとやられてしまった僕にとっては、当然の成り行きであり、仕方ないとしよう。 ちなみに、10歳の娘はそれなりに楽しめたとのこと、、。

|

« ここまでリアル!東京マグニチュード8.0 | Main | 慣性の法則に則った週末の過ごし方 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

Comments

TB有難うございました。
過剰な宣伝に踊らされることなく
映画を観賞してきました。
ラストのオチに関しては、似たような映画を
過去に観てきたので驚きはなかったですが、
ラストの台詞がインパクトがありました。
この映画は真相を知ってから、事実を
確認していく楽しみ方がありますね。

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!

Posted by: シムウナ | April 18, 2010 at 04:14 PM

シムウナ様、コメント有り難うございます。
五段階評価してきました。僕も、DVDでもう一度先入観なしで観てみようと思います。噛めば噛む程味が出る作品だと良いですね。

Posted by: ryu | April 19, 2010 at 12:50 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54670/48096036

Listed below are links to weblogs that reference 駄作?シャッターアイランド、、それとも、なにかの間違い?:

» 『シャッター アイランド』・・・もうひとひねり欲しかったような [SOARのパストラーレ♪]
とりあえず面白かった。ただ、“謎解き”をしきりに強調する前宣伝に少々振り回されてしまったように思う。あれで妙な先入観を持ってしまった気がするのだが、あるいはそういう誘導のための仕組まれた宣伝だったのかな。となると公開が半年近くも延期になったこと自体詮索したくなるけど・・・それは勘繰り過ぎか。... [Read More]

Tracked on April 15, 2010 at 11:44 PM

» シャッター アイランド/レオナルド・ディカプリオ [カノンな日々]
シネコンで最初に宣伝ポスターを見かけたのはたしか1年以上も前だったと思うのですが、それ以来とても興味を持っていたのになかなか公開日も発表されず劇場予告編もかからずでけっこう長い月日気になり続けていた作品なんですよね。ようやく公開となってとても嬉しいんですけ...... [Read More]

Tracked on April 16, 2010 at 09:01 AM

» 『シャッターアイランド』 [めでぃあみっくす]
思い込みは正せない。この一言に尽きる映画でした。 予告編から謎解きの映画かと思っていたのですが、実はホニャララと語る前に、ここからは完全ネタばれレビューでお送りします。ですから未見の方は是非映画をご覧になってからお読みください。 予告編から謎解きの映画....... [Read More]

Tracked on April 16, 2010 at 05:18 PM

» シャッター アイランド [そーれりぽーと]
今時M・ナイト・シャマランの映画でもありえないくらいに「この謎を解くことは出来るのか?」と挑戦的な宣伝文句でハードルを上げまくってきたこの映画。 さらに「字幕じゃ大事なシーンを見逃してしまうから」と超日本語吹替版等と銘打ったものまで用意する程の丁寧っぷり。 あんまりしつこく言うもんだから、よっぽど誰にも謎が解けなくてラストで驚かしてくれる映画なのかと思って『シャッター アイランド』を観てきました。 ★★★ 何も言っちゃいけないらしいので、イキナリネタバレ全開でいきますが、観てない方は読まないように... [Read More]

Tracked on April 17, 2010 at 12:19 AM

» 『シャッター アイランド』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「シャッター アイランド」□監督 マーティン・スコセッシ □脚本 レータ・カログリディス□原作 デニス・ルヘイン □キャスト レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ、パトリシア・クラークソン、マックス・フォン・シドー、エミリー・モーティマー、ジャッキー・アール・ヘイリー、イライアス・コティーズ、テッド・レヴィン、ジョン・キャロル・リンチ、クリストファー・デナム■鑑賞日 4月11日(日)■劇場 チネチッタ■c... [Read More]

Tracked on April 17, 2010 at 08:37 AM

» No.215 シャッターアイランド [気ままな映画生活]
予告編も含めて、あらゆるメディアでこの謎に 挑みどの時点で真相が掴めるのか・・・と 煽り文句を並べた映画というのは過去に、あったけど 今回も過大解釈をせずに、観賞しました。 [Read More]

Tracked on April 18, 2010 at 04:55 PM

» シャッター アイランド 煽(あお)り方がいただけない・・・凸(`△´#)凸 [労組書記長社労士のブログ]
【{/m_0167/}=17 -6-】 すごい煽っていたでしょう、映画館の予告編でもテレビのCMでもこの映画を取り上げた情報番組なんかでも。 「錯視」を見せたりとか「全ての“謎”が解けるまでこの島を出ることが出来ない」というようなコピーだとか、観た人のインタビューでは「2回見ないと判らない」なんて声ばっか取り上げたり、「”超”日本語吹き替え版」を用意したり(戸田奈津子さんがまたよーけ煽る)、さらに上映前のテロップではご丁寧に「「決して結末を話してはいけない」」とか「出演者の顔の表情や手の動き、目の動... [Read More]

Tracked on April 19, 2010 at 03:31 PM

» 『シャッターアイランド』お薦め映画 [名機ALPS(アルプス)MDプリンタ]
人間の心こそ最大のミステリー。何分で仕掛けに気づくか、同伴者と競うも良し。ラストについて、自説を語るも良し。または肩ひじ張らず、素直に観てしっかり騙されるのも楽しいお薦め作品だ。... [Read More]

Tracked on April 22, 2010 at 01:45 AM

« ここまでリアル!東京マグニチュード8.0 | Main | 慣性の法則に則った週末の過ごし方 »