第9地区 これは歴史に残る名SFでしょう
公開時、そうとう気になりつつも観そびれたのがこの”第9地区”。 どーんと都市上空に、巨大な未確認飛行物体が鎮座するポスター画像は、かの”インディペンスデイ”を彷彿とさせるが、どっこい、UFOの下に広がる町並みはマンハッタンでもニューヨークでもなく、南アフリカのヨハネスブルグであり、ハリウッド製のお馬鹿なアメリカ万歳SFである”インディペンスデイ”とは、ポスター画像一つとっても格が違う。
突如、南アフリカヨハネスブルグ上空に現れた巨大なUFO、、衰弱しきった数十万のエイリアンは、政府に保護され難民としてキャンプに収容される。 それから二十年、、難民と化したエイリアンの犯罪は増え、次第に高まる人種間の、、否、 種族間の軋轢。 ついにヨハネスブルグ市民の不満は爆発し、高まるエイリアン排斥運動に後押しされる形で、ついにエイリアン難民キャンプの撤去および移設作業が始まったのだが、、、!
エイリアンが、難民としてキャンプに収容されていることや、人種問題を抱える南アフリカの人達が、エイリアンを抑圧するなど、そのプロットだけを聞いても、激しく観てみたい衝動に駆られる凄い設定。 キャンプの移設に伴い、エイリアンの各戸を訪ねて、一人一人移住の同意書にサインを求めて歩くなど、まさに馬鹿馬鹿しい程ドキュメンタリーなタッチが貫かれている。 冒頭から、いったいこの物語は何処へ向かうのだろうかと、かなりはらはらしながらも安心して身を委ねられる丁寧な造り混みで、一挙に最後のエンディングまで、アクション、シニカルなジョーク、SFとしての映像美を存分に味わえる事請け合い。 これ、まったく期待していなかっただけに、凄いビックリ!! 映画ってやっぱこうじゃなくちゃね。
第9地区DVD&ブルーレ... 価格:2,944円(税込、送料別) |
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2018.11.24)
- 散り椿 から フライダディフライへ岡田准一の殺陣に付き合う西島秀俊の悲哀(2018.10.11)
- キングスマン ゴールデンサークル(2018.06.07)
- この世界の片隅に(2018.05.09)
- ブレードランナー2049(2018.03.26)


Comments