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November 11, 2010

尖閣映像 流出させたのは放送したマスコミ各社 海保官はサーバーにデータを置いただけの話

 尖閣映像流出を巡る、マスコミ各社の報道姿勢には国民の多くが激しい違和感を感じている。 
重要な国家機密とされた尖閣映像を我がもの顔で連日連夜広く放送して垂れ流した挙げ句、
重要スクープを世に出したという高揚感から上気した表情の報道キャスターがその舌の乾かぬうちに、
”犯人はどういった人物で、一体何の目的があるんでしょうか?”などと馬鹿げた問いをコメンテーターに投げかけるのだからタチが悪い。
 
 自ら、濡れ手に粟で掴んだ特ダネでさんざん稼いだ挙げ句に、自らの行為を棚にあげて、情報公開者である海保官を糾弾する立場に立つというのであれば、報道各社は自ら尖閣諸島中国漁船衝突証拠映像の報道、放送を自粛すべきであっただろうことは多くの指摘するところである。
 
 そもそも、情報公開者である海保官はYoutubeのサーバーに 尖閣映像データを置いたに過ぎず、世界規模とはいえ、そのデータには視聴者が自ら能動的にアクセスしない限りは触れることは出来ない。それに対して、報道各社は好むと好まざるとに関わらず、例の映像を連日連夜テレビを通じて垂れ流し、この映像を広く国民に周知したわけだから、そのインパクトと責任は無視出来ないだろう。 情報公開者を糾弾するくらいなら、放送を自粛すべきだったし、使命感に燃えて放送するならば、情報公開者を擁護すべきだろうと言う声が多い。

 個人的には、その国土、資源、人口、軍事力、政治力、文化など多くの点において圧倒的強大さを誇る中国に対して、あまりにも矮小な我が国があらん限りの配慮怠らないように努めるのは政治的判断としては適正だと思う。しかしながら、稚拙な外交活動の挙げ句、文字通り命を掛けて我が国を守っている海上保安庁はじめ多くの現場の志高い人々に政治的失敗の責任を転嫁することは決してあってはならないと思う。 今回の、中国漁船船長逮捕ー釈放ー証拠映像隠蔽ー映像公開ー海保官事情聴取 という流れを受けて、どれほど海上保安庁の現場の士気が低下したか想像に難くない。 その行為の法的解釈はともかく、これは事件というより、組織的情報隠蔽に対する告発および情報公開に過ぎないとの認識が強い。 命をかけて、我が国を守ってくれている人々を、後ろから槍で突き刺すような事を僕らはしてはならないと思う今日この頃。
 

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