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November 20, 2011

プリンセストヨトミ 気楽に堪能出来る芯の通った現代のお伽話

大阪夏の陣、、徳川家が大阪城を焼き尽くし、豊臣家は断絶。その史実の裏側で豊臣家の末裔、、プリンセストヨトミが現存するという都市伝説を背景に、切れ者会計監察官が大阪に流れる使途不明の巨額の予算をめぐって、大阪に隠された驚愕の秘密に切り込んでいく。絡み合う伏線の果てにたどり着いた大阪城の深部には現代に失われた親子の絆を深く刻む秘密が隠されていた。 

日頃、人生の終末期における、疎遠な親子の悲喜こもごものドラマを間近にみているものとしては、現代ではこういう事がまさに必要とされているのだろうと実感することしきり、、。

プリンセストヨトミ 万城目学のベストセラー小説を、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、中井貴一といった演技派を配して映像化。 綾瀬はるかと堤真一の巧みなコミカルさで、重厚な物語を事も無げに非常に軽快に咀嚼しながら大阪という世界観に投影していく。 史実に基づく設定の巧みさと、現存する大阪城を印象的に扱うことで、ストーリーに説得力を持たせつつ、単なる歴史ファンタジーとは全く一線を画した、非常にメッセージ性の強い作品になっている。 老齢の父親を持ち、なおかつ自らも年頃の子供を持つ、息子であり同時に父親でもあるはずの40−50代の男性にとっては特別な意味をもつ作品になるに違いない。 本作品に隠された史実上の秘密も、画面から溢れ出すメッセージも非常にシンプルなだけに深く心に響く。 アクションもスペクタルも、残虐なシーンも、いたずらに子供や動物を使って感情に訴える事もせずに、真面目に作ってあるのが好感が持てる。 こういうまったく疲れずに楽しめて、なおかつ心に残るメッセージを受け取れる映画は、今となってはとても貴重だと思う。
現代のファンタジーとして、こういうことがあってもいいんじゃないか、、そう思わせる優れた作品。

ちなみに、綾瀬はるかは、その巨乳ぶりが本作でも否応なく目についてしまうのがかえって気の毒だが、中井貴一も含めて、ほんとに上手な演技者を上手につかうと、荒唐無稽なファンタジーもここまで説得力のあるものになるといういい典型だろう。

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