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March 03, 2012

ちびっ子達と観る バトルロワイヤル 特別編

大好きな監督の一人である、深作欣二監督のほぼ遺作と言ってよい作品。
2000年公開時は、子ども達へのメッセージを込めた作品であるにもかかわらずR15指定を受け、多くの中学生が劇場で観る事が出来なかったいわくつきのアクションバイオレンス学園もの。

手持ちカメラによる臨場感溢れる現場感覚のアクションと、緻密な群衆演出による見事な群像劇を武器に、任侠映画の金字塔”仁義無き戦い”、沢田研二が天草四郎時貞に扮した”魔界天生”、世界的なプロジェクトとなった”復活の日”などを次々と世に送り出し、日本映画を牽引してきた深作欣二監督。 晩年に、このバトルロワイヤルの映画化を試みたのは、いまの子ども達に伝えたい事があったから、、その子ども達とは、観客のみにとどまらず、作品に出演した多くの若手俳優も含まれていた訳で。

厳しいながらも、大いなる父性を以て未熟な若手俳優陣にまさに手取り足取り演出を付けて行くその様子は、言葉を越えて映画作りを通して大いなるメッセージを彼らに残したことが解る。
その過程は、深作欣二監督のバトルロワイヤル製作にまつわるドキュメンタリー作品 ”映画は戦場だ 深作欣二in「バトル・ロワイアル」”に詳しく描かれているのだけれども、 我が家のちびっ子はバトルロワイヤルの本編は観た事無いのに、このドキュメンタリーを何度も観ていて、深作監督が丁寧に演出する様をはじめ、役者のオーディションシーンから本編の製作の過程を詳細に知っていたのだった。

、、で、いい加減本編を観てみたいとのことで、親子揃ってのバトルロワイヤル鑑賞。
本作における大人の象徴である北野武演じる教師キタノの冒頭とラストでの圧倒的な存在感。
後に、それぞれが主演俳優クラスへ羽ばたいていった 栗山千明、塚本高史、藤原竜也、安藤政信、柴咲コウなどそうそうたるメンバーの迫真の演技。 一級のアクションバイオレンスの名を借りて、人間の姿、子ども達の無垢な残酷性を映し出して行く本作を観ての感想は、各個人それぞれだったようだけれども、個人的にはキタノの死ぬ間際に我が娘に放った言葉が印象深い。 あ、、、R15だったっけ。

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劇場公開版に、追加の新作シーンを加えた特別編を今回観たのだけれども、登場人物の背景がより丁寧に描かれていて、感情移入しやすくなっているものの、やや説明過多な印象。
クランクイン直後に監督が急逝されてしまった、続編のバトルロワイヤルIIは実質上は意志を継いだ息子さんの作品となったため、設定上の連続性はあるものの、全くの別ものとなっている。

たぶん、実際は本編より続編より、製作ドキュメントである”映画は戦場だ 深作欣二in「バトル・ロワイアル」”が一番観ごたえがあるのだけれども、いまや入手困難の様子。

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