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February 10, 2016

ホドロフスキーのDUNE

かつて アレハンドロ・ホドロフスキー が映画化を手がけた、未完に終わった幻の大作、、それがフランク・ハーバート原作のSF小説 DUNE/砂の惑星。
1975年にホドロフスキーによって制作が開始されたDUNEはデザインにHRギーガー、キャストにサルバドールダリやオーソンウェールズ、デビッドキャラダイン、音楽にピンクフロイドなど驚異のスタッフを揃えて、脚本、コンテも完成しクランクイン直前の状態に至るも、商業主義の対岸にいた監督のホドロフスキーの前衛性を恐れて、配給元が決まらず結果未完のまま闇に埋もれてしまった壮大な映画作品。
その制作過程で産み出された、アイディアや優れたデザイン、プロットなどは後世のエイリアンやスターウォーズなどのSF大作の中で見事に花開いた訳だけれども、その約10年後の1984年に鬼才デビッドリンチ監督作品として、スティングがキャスティングされるなどしたDUNE/砂の惑星が制作公開された。

ホドロフスキーのDUNEは僕が5歳の頃の話なので、当時の状況は知るところではなかったけれども、デビッドリンチ監督版のDUNE/砂の惑星は僕が14歳の頃、、当時かなりの超大作として大々的に扱われていたことを覚えている。 しかしながら、映画の出来は惨憺たるもので、興行的にも大失敗。 そんな経緯もあって、ホドロフスキーのDUNEが観てみたかったという想いを募らせる人も少なくはなかった様子。

そんな中、ホドロフスキーの未完の大作DUNEを膨大な資料とキャスト、制作スタッフ、ホドロフスキー本人へのインタビューから紐解く作品、ホドロフスキーのDUNEが公開。 その綿密な脚本とコンテ、膨大なアートイラストからホドロフスキーが作ろうとしていたDUNEが見事に浮かび上がり、その後のSF作品に多大な影響を来していたかがよく分かる作品になっている。
インタビュー中に、商業主義の逆風の中、映画は総合芸術であるという信念を貫いたホドロフスキーが語る一言一言には心を熱くさせられるものがあります。 映画は芸術、、人の心を動かすもの、、、昨今の薄っぺらな邦画や洋画を見飽きたら是非。
https://youtu.be/q75RaebfRXw


こちらは,当時酷評されたデビッドリンチ版DUNE


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