Posts categorized "映画・テレビ"

March 22, 2017

メガゾーン23 今を読み取る不朽の名作 (Megazone 23)

1985年公開のOVA黎明期の名作”メガゾーン23”は、”超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか”で世界を席巻した美樹本晴彦氏のキャラクターデザインと、板野一郎によるバイク&メカニックアクションを両輪として、マトリックスを始めとする後世のハリウッド大作等に多大な影響を与えた作品。
物語の鍵を握る、バーチャルアイドル 時祭イヴ は、30年の時を経て現在、一般社会に実在するヴォーカロイド、バーチャルアイドルを的確に予言していた、、というよりも、メガゾーン23の時祭イヴの存在が、初音ミクを始めとするヴォーカロイドを生んだといっても過言ではない。

東京23区を模した1980年代の街並みを背景に、バイクと歌と若き男女の成長と自立が描かれるが、その世界は宇宙船内で延々と繰り返される1980年代の東京の虚構の中にあるという設定。 主人公が自らが謳歌する平和な世界の大きな偽りに気づき、後先を考えず真実を暴こうと奔走するものの、より大きな使命を抱え行動する大人に圧倒される。 若き主人公が大人にボロ負けしてエンディングを迎えるという、ある意味とてもリアルな物語。


Megazone23_2

説明不足のまま疾走する物語や、OVAならではの脅威の手書きアニメーションの高密度さなど30数年を経てなお、色あせない魅力に溢れたメガゾーン23。 ”超時空要塞マクロス愛おぼえていますか”や”銀河鉄道999”には遠く及ばない完成度ながら荒削りで情熱がほとばしる傑作。 30年以上を過ぎた今だに、メガゾーン23 Blu-rayなど新しいフォーマットでの再販や主役バイクであるガーランド、またとんでもないPlayStationのゲームソフトとしてとんでもないくそゲー(、、と個人的には思う、、けど思わず手に入れてしまった)メガゾーン23 青いガーランドなどのアイテムが今なお開発され続けている。    ちなみに、本来のメガゾーン23はpart 1と2までと個人的には思っています。
サウンドトラックもまた、疾走感溢れるギターロックで最高です。Part1ではタケウチユカ、宮里久美が、、Part2ではブレイク前の高岡早紀が初々しい歌声を披露しています。


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February 26, 2017

帰ってきたヒトラー   生粋の史上最恐のアジテーターは現代メディアをどう利用するのか?

仕事やプライベードで憔悴気味の昨今。
あまり、脳みそを使う作品は見たくないということで、目に留まったのが”帰ってきたヒトラー”。
あのヒトラーが現代にタイムスリップしてしまい、ヒトラーのそっくりさんとしてメディアでブレイク!第二の人生を謳歌する、、というようなプロットの作品。  非常に、難のあるテーマを笑い飛ばすような作品かと思いきや、物語後半では持ち前のアジテーター(煽動者)としての才能を、現代メディアという強力な武器を駆使して、再び人種問題に火をつけようとする。 トランプさんの大統領就任に絡んだ移民問題もあり、日本においてもとてもタイムリーな問題提起を孕んだ作品でもありました。  普通に面白いけれど、もっと笑わせてくれるかと思いましたが、やはりそちらはチャップリンにお任せということらしい。

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November 20, 2016

さようなら  原発事故後の福島のパラレルワールドでアンドロイドはどんな夢を見たのか? 深田晃司監督作品

ここ数年、、いろいろくたびれているのか、大好きなお風呂にかける時間も、観る映画の種類も随分昔とは変わってしまいました。特に、映画に関しては、昔は観る前から展開も結末も読めてしまう娯楽大作には関心がなく、作り手の信念が貫かれたような、いわゆるB級作品や終末モノが大好きでした。 そのせいもあって、デビッドボウイがテーマソングを担当し、核爆弾投下の報を受けたイギリス老夫婦の終末を描く”風が吹くとき”や、西ドイツの放射性物質の漏洩事故を背景に14歳の少女が避難する中で幼い弟を失い、自らも被爆していく”みえない雲”など原発事故や核を扱った映画などを子供の頃から多少観ていました。  

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それらで描かれるのは、起きている事実やそれに基づくリスクを秘匿し、末端の住民を切り捨てる政府と、政府がそう言っているのだからと、、お上の声を盲信する誠実な住民の悲しい行く末でした。  私自身、2011年に自宅から数十キロ先の福島第一原子力発電所が爆発した際に、政府、東電、そしてメディアがこぞって、福島の原発で爆発など起きてはいない、メルトダウンなんか映画の世界の話で起こるはずがない、危険はありません、安全です、、と繰り返し繰り返し強弁するのを目の当たりにして、、現実は映画よりも酷いものだと呆れたものです。 事故から5年が過ぎてようやく、国や東電はメルトダウンが起きていることを最初から把握していたことを明らかにしました。  当地の住民は、知識を持ち自分で政府や東電が明らかに嘘をついていることを知り得るグループと、ただただ、国もテレビもああいっているんだからと自ら判断することを放棄するグループ。あるいは、経済的、社会的に避難が可能なグループと、危険を承知でも経済的、社会的事情により避難が困難なグループの二つに分かれました。  危ないと思ったら、逃げればいいじゃないか?? 日本中の、特に西日本の方は遠くからテレビで福島の状況をみて、なんで皆逃げないんだろう、??そう思った方も多かったのではないかと思います。
私自身、別件で部落問題や人種差別問題などを巡って、それなら、そんな閉鎖的な地域から出て違う世界で生活を始めればいいんじゃないか?と思っていたものでした。 しかし、福島の原発事故を経て、それが容易ではないことをつくづく思い知りました。   そんな、こんなで、久しぶりに観てみた映画、、少しわけわからんもの観てみようと思い、ロボット工学の第一人者である大阪大学教授・ATR石黒浩特別研究所客員所長と平田オリザ氏のコラボレーションによる、異色のアンドロイドと人間の舞台共演を目指したロボット演劇プロジェクトを原作として映画化した”さようなら”を観てみることに、、、。 アンドロイドと役者さんが映画で共演するって、どんなだろ、、という興味で観始めたのですが、なんとまあ、作品舞台は原発事故後、放射能汚染に苛まれ順次国外への移民政策が進められている近未来の日本!!  福島に暮らすものとしては、あまりにリアルすぎる設定。 そして、一人暮らしだから、低所得だから、外国人だから、前科があるから、、とそれぞれの理由で避難を諦める人たち。 一方、その苦境を好機にして未来を紡ぐ若者達、、様々な群像が描かれた作品でした。  生きるって何? 原発事故が起きて、もうダメかもとなんども諦めかけながら、様々な苦境や汚染を飲み込みながらもここで生きることを選んだ福島の住民としては、いろいろと思うところある作品でもありました。  アンドロイドは、、、というと、あんまりどうでも良かったような、、、。メッセージ性があるようで、あまりないけれども、さすがに僕らには刺さる映画でした。
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September 07, 2016

リップヴァンウィンクルの花嫁  岩井俊二監督最新作は黒木華の実力全開

大好きな映画監督を挙げろと言われたら、群像劇の鬼才 深作欣二が筆頭に来ますが、それと対極の静の面では岩井俊二監督が大好きです。 映画ですらない FRIED DRAGON FISHから、ゴーストスープ、打ち上げ花火下から見るか横から見るか、そして一番好きなLove LetterとPICNIC。 その世界観が大好きですが、リリイシュシュのすべて だけは痛すぎて、観返すことは叶いません。
あと、一番の大ヒット作であるスワロウテイルは三上博史のテンションのずれた演技に耐えられず、本編は好きになれないものの、サウンドトラックは素晴らしい出来。
そんな、岩井俊二監督の待望の最新作がリップヴァンウィンクルの花嫁 です。
その変幻自在のキャラ作りと演技力で昨今の映画賞を席巻している超実力派俳優の黒木華と心に突き刺さる音楽を生み出し続けるCoccoのダブルキャスト!! これはもう、観ないわけにはまいりません。
岩井俊二監督の魅力を、誰かがおじさんの中の少女性、、と説明していましたが、まさにそれが爆発した印象です。
奇想天外で展開の読めないストーリー、、緩急織り交ぜた映像とストーリーは相変わらず。素晴らしい出来です、、物語がどうというよりも、やはり映像が魅力ですね。


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ザ ウォーク The Walk 股間がキュッとなる超高層ビル綱渡りの実話。

バックトゥザフューチャーのロバートゼメキスが贈る、股間がキュッとなる超高層ビル綱渡りの実話。
1974年8月6日、完成間近のNY ワールドトレードセンタービルのツインタワー間を命綱なしで綱渡りした青年とそれを支えた人々の物語。 偉業で名を成す者が必ずしもその道を極めた人物とは限らないということがよくわかる。
無謀とも言える計画を狂気に満ちた、若さと情熱で成し遂げた青春物語、、、まあ、犯罪もここまでやると偉業になるわけで、その差は紙一重。空中での綱渡りの緊張感を嫌というほど味わえるので、高所恐怖症の方はご注意。
文句なしのエンターテインメント作品に仕上がっていて、堅苦しいことはありません。

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August 19, 2016

仕事からの現実逃避として観る シン.ゴジラ

品川出張で、インディペンデンスデイの続編を観たのがひと月前の事。
通院日の今日は、体調も今ひとつで頭がガンガン、、仕事は山積しているのに、全くやる気出ず。
病院近くの公園で、Mac bookを広げてみるも、全然はかどらず、、。 こりゃ、やる気の波が来るのを待つより他はないだろうとの結論に達して、おとなしく帰ることに。
小・中学生の我が子に、ゴジラ観にいかん?と打診するも、興味を示さず、家のシアターで12回目のアイアンジャイアントを観たのが二日前。 仕事の出来ない夜、、、こりゃレイトショーでゴジラでも観るかと、父一人で劇場へ繰り出す。
どっちかというと、ゴジラはあまり好きじゃなく、ガメラ派の僕。平成ガメラに至っては、完全にゴジラを出し抜いてその差は開くばかり。本当にガメラは素晴らしい、、、。亀を主役に立てて、一本の映画を作るんだもの、そりゃ覚悟が違うよ。ゴジラも、当時勢いに乗っていた北村龍平を監督に抜擢するなど、手は尽くしていたけれども、どうにもダメダメ、、まず、兵器類のデザインが致命的にダサい。ストーリーも垢抜けない、、、そんなわけで、ゴジラを見下してこの数十年間を生きて来た僕。 わざわざ劇場に足を運んでゴジラを観る事もあるまいと思っていたのだけれど、今回のシン.ゴジラ、、、どうも気になる。 そもそも、シンってなんだろ、、真なのか新なのか、辛なのか、、それとも、、観ればわかるのかな?
冒頭からテンポよく話が進む、、、若き官僚たちの群像劇を横糸に、日米関係や、日本の政治的意思決定の過程が皮肉っぽく描かれていく。もちろん、これまで同様ゴジラは自然破壊や核兵器や原子力政策への警鐘を打ち鳴らす役割を担っているけれど、何よりその造形は非常に気持ち悪く、怖い存在として画面を縦横無尽に暴れまわる。
込められたメッセージは、日本人にとっては、いや自身にとっては非常に普遍的なもので、まあ、そうでしょ、、という感じだったけれども、若い世代は本作を観てようやく日本が米国の一つの州に過ぎないこと、中国とのパワーバランスにおいて、非常に繊細な立場にあることに思いを馳せることが出来るのかもしれません。
ゴジラの上陸に伴い、打ち上げられ、積み重なっていく船舶や車両の描写は、先の津波被害を彷彿とさせ、ゴジラ映画で初めて、ああ、、これは災害なんだな、、と思わせられました。 観終わってみれば、非常にテンポの良い娯楽作品になっていて、メッセージ性は予想よりも淡白なものでした。 庵野監督、いろいろやりたいこと、訴えたいこと沢山あったのかもしれませんね。 ともあれ、楽しめた作品でした。 でも、やはり映画としては意外に淡白、、。

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August 02, 2016

インディペンデンスデイ リサージェンス

出張で赴いた、品川の夜。 貴重な空き時間なので
IMAXで映画を見ることに、、、。 当たり障りのない選択で、インディペンデンスデイの20年ぶりの続編を見ることに。
まあ、20年経っても映像って特に進化してないような、、、。いや、目と耳が肥えたんだろうねきっと。
内容は、前作へのオマージュが盛りたくさん。普通に楽しめました。

こちらが前作。従来にない圧倒的な宇宙人の攻勢が逆に気持ち良い一作。

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May 24, 2016

モンスターズクラブ monsters club

瑛太主演、ベーシストのKenKen、今や露出が貴重な窪塚洋介出演作品。モンスターズクラブ。
相次ぐ不慮の事故で家族を失い、社会に嫌悪感を抱き、山深い山荘で一人、爆弾を作り続ける主人公の
社会との決別と、回帰を描く物語。宮沢賢治エキスが全開。窪塚洋介も相変わらずの役柄で好演。
見て楽しい映画ではありませんが、響く人には響くかもしれません。


モンスターズクラブ [ 瑛太 ]
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April 21, 2016

エベレスト お約束の山岳遭難もの アイガー北壁を超えられず

2016年ユニバーサル制作の山岳遭難映画 エベレストを父と鑑賞。
商業登山の現実と実状を赤裸々に描きながら、実際のエベレストでの遭難事故を映画化。
山岳事故のいたたましさをきちんと描いているが、物語としては事実に沿いながら誠実に演出されていることもあって、非常に薄味。
山岳事故ものは、なぜかよく観ているのですが、アイガー北壁で最後の最後にザイルの結び目が仇になって生還できなかった、実際の事故を描いた アイガー北壁、運命を分けたザイル2の二作品の方が山では一つの判断ミスが取り返しのつかない事故につながる事がわかります。 この二作品は同じ事故を、別な時系列で描いているので両方観ると非常に興味深いです。



アイガー北壁 [ フロリアン・ルーカス ]
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April 06, 2016

グラスホッパー 炸裂する伊坂孝太郎ワールド

最近、小学生の我が子が伊坂孝太郎原作の映画作品にハマっている様子。
それならと、一同でグラスホッパーを鑑賞。
非合法組織に婚約者を殺された過去を持つ生田斗真扮する主人公 鈴木 の復讐劇に、ナイフ使い、自殺屋、押し屋といった様々な色濃い登場人物が複雑に絡み合いながら、物語が進んでいく。全く飽きさせず、アヒルと鴨のコインロッカーほど切なすぎず、、シリアスとペーソスとコミックを織り交ぜながら軽快に進んでいく物語。終盤、浅野忠信と山田涼介演じる殺し屋同士の戦闘シーンは、石井聰互監督作品のエレクトリックドラゴン張りのハイテンションなアクションを見せるし、なかなかの秀作。個人的には、吉岡秀隆、、北の国からの純くんから見事に脱皮して、存在感のある役者になったなーと、、あとは麻生久美子にスクリーンで会えるのは嬉しいなーと。

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