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February 2005

February 26, 2005

キャシャーン2回目

宇多田ヒカル女史のご主人が監督された、”キャシャーン” キャシャーン
今回はレンタルDVDで二回目の鑑賞、、、、。

公開当時は、映像作家としての緻密な映像美と、長過ぎる尺が話題になり、その懐古的ヒーロー物らしからぬメッセージ色の強い難解なストーリーが災いして評論家筋や一般観客などからもかなりのバッシングを浴びせられる次第となった本作。

今回、見るのも二回目ということもあり、より子細に渡って一見難解かと思えるストーリーを改めて観てみた。
映像の奇麗さ、楽曲とのマッチング、破壊の限りをつくすカタルシス、、いずれも初回の印象通りの素晴らしさ、、だが、今回気づいたのは一部で酷評されたメッセージ性の強さこそが、本作のほんとに素晴らしい点だということ。
いま、”優しい時間”なる”北の国から”の遺伝子を引き継ぐ番組が某局で放映中であるが、親子の葛藤を描いたこの“優しい時間”などは、シリーズ途中であろうが、すべてこの”キャシャーン”の中に内包されてしまっているといっても過言ではない。
主人公と父親役の寺尾聡の親子の永遠の葛藤というテーマを描きつつ、生きとし生けるものすべてが抱える矛盾を、白日の下にさらして問題提起をする。これがキャシャーンの本質のように見える。
誰しもが気付きつつ黙殺している本質的な問題を、恥ずかしがらずにここまで素直に世に問うた作家が日本にいる、、というのが素晴らしいと思った。最も、それらの問題をあまりにも強引に一般化しすぎるきらいはあるが、映画という制限のなかではいたしかたないだろうね。少なくとも僕にはこんなん造れないし、、、、。まさに新造人間、、、(笑)。

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February 13, 2005

福岡喰わず倒れツアー3ーマメに生きよう

中州川端でのぜんざい広場体験とシャンプーを終えた僕は、わらしべ長者よろしく、福引き券を5枚手に入れた。
”九州ファミリー銀行手前に福引き所があるけん、あたるといいね”と美容室のスタッフにエールを送られつつ、福引き所に向かう僕。まるでマンガにでてくるようなイメージ通りの福引き所がそこにはあった。”では、五回まわして下さいね”、おねえさんに言われるまま、がらがらと音をたててドラムを回す僕、、、あと数十分で会議が始まると言うのに、何やってんだろう、、俺、、。コロン、コロン、、と出てきた玉は、赤、赤、赤、赤、、、、そして赤。どうも残念賞だったらしい、、、そう、今はちょうど節分の季節。
残念賞として、僕はマメを4袋とペロくんキャンディーを一つゲット、、まあ、いいか、、と無造作にバックに放り込み、会議へ向かった。”いっそ会議場でまいてしまおうか、、、”などという浅はかなことを考えていたこの時の僕は、このマメが今夜、僕の命を繋ぐ重要な糧となることを知らずにいた、、、、。


ちなみに、現在、そらまめマーチの後継機として検討しているR1への対抗馬がこれコペン | DAIHATSU @ WEB、、、これもなかなか、、だがチャイルドシートがつかない(付くわけないって(笑)、、)

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February 11, 2005

そらまめの後継機候補、、SUBARU−R1

僕の愛車、トヨタキャバリエが松川霊山線の谷底に落ちたのは、2年前のことだっただろうか、、、。その後を継いだのが、母親のおゆずりの日産マーチ、、別名そら豆マーチである。
そら豆マーチは非常によく走り、良く止まり、暖かくも、寒くもなく、トランスポッドを追加装備したため、 i PODがワイヤレスで装着可能で音楽環境も申し分ない、、、リスニング環境ひとつとってみても、最新式の30GツインハードディスクNAVIを備えるイナ妻のシエンタにも決して負けてはいない。、、でも、やっぱりそろそろ、クラッチも滑ってきたし、買い替え時かな、、という気もする。
去年、そら豆マーチが車検更新の時期を目前に控えた時も、買い替えの衝動にかられ、後継機種として、日産のフィガロに白羽の矢をたてたのだが、残念ながらかなりの旧車であり、余りにも趣味性が高く、状態のよいタマが見つからず断念した経緯がある。その後も、イナ妻をつれてRX8の試乗などもしたが、コンセプトとデザインには曵かれるものの、隼の怒濤の走りを日々味わっている僕にとっては、4輪車に同等の走りや加速を求めることが困難であることも十分解っているし、コストをかける意義も希薄になってしまっていた。
結局、取り回しがよく、駐車場のスペースをとらずに、いかしたデザインの、、、と見渡してみると、あったあった、、、ひとつはダイハツコペン、、もうひとつはスバルR1SUBARU−R1だ。いずれもデザインのために総てを犠牲にしている潔さ、、これが僕にはたまらない。
快適性?静粛性? そんなもんくそ食らえだ。屋根がついてて、熱くもなく寒くもなく、iPod がつなげればそれだけで十分。

でも、やはり高い、、両者とも高い、、、早速イナ妻をつれて試乗、、。R1、、とても潔い造りだ、内装も軽自動車の常識をはるかに飛び抜けている、、、発売間近なので値引きは堅い、、、どうする?どうする?
今朝、、そら豆マーチのバッテリーが切れた、、、買い替えに動き出している僕への抵抗だろうか?機嫌を損ねたらしい、、、。うーん、、物欲は留まるところを知らない。

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福岡喰わず倒れ2ー川端ぜんざい広場

福岡(天神・中州川端)
これまた毎度のことながら映画のワンシーンのように滑り込みでフライトに間に合った僕ら。離陸時のジェットエンジンの加速がここしばらくバイクを離れている僕には心地よい、、、。
10:30分定刻どおりに福岡着、ここでイナ妻とちびっ子とはお別れだ、彼女らは久留米にいるおじさん宅へと向かっていった。
冷や汗をかきながら辿り着いた福岡は相変わらず厳しい寒さ、、会議まではすこし時間がある、見かけた”川端ぜんざい広場”の看板に吸い込まれていく、、、ぜんざい広場ってなんね?ってな感じだが辿り着いたそこではおばちゃん二人が笑顔でお餅を焼いている。そのそばでは幸せそうにぜんざいを味わう人々が数人、、、、。なるほど、そういうことね、券売機のメニューは一種類のみ、もちろん”ぜんざい”である。400円を投入し出てきた食券をおばちゃんへ手渡す、ほどなく熱々のあずきとおもちのコントラストも美しいぜんざいがやってきた、、、。きっと幸せってこういうことをいうんだろうな、、、などと寒さを忘れてしばし豊かなひとときを過ごす。さて、着の身着のまま緊急出動してきた僕の頭はまるでジャングルの様相、、これじゃいくらなんでもまずい。アーケードにある美容室に入りシャンプーをしてもらう、、思えば今この瞬間、福岡で洗髪してもらっているこの髪の毛の断端は、あの過酷だった上高地ソロツーリングの帰路に松本市で切ってもらったものだっけ、、、。

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February 06, 2005

福岡喰わず倒れツアー1(おすまし目覚まし)

宮城県/空港対策課トップページ

2年毎に福岡で行なわれる、大切な会議。築地研修後から毎回参加しているこの会議だが、今回はイナ妻、下のちびっ子2人も意義不明ながら同行することになった。もちろん、僕はびっしり仕事であるため完全に別行動。機内とホテルだけ一緒と言う形になる。
仕事のスケジュールを割いての一泊出張、毎度のことながらタイトなスケジュールだ。往復のチケットはネットで抑えてある、早割+ネット割で少しばかり御得だ。
”エアは抑えたから、ホテルは君に任せるよ”、、思えばこの一言が後に僕の運命を大きく決定付けることになったのだった。

九州、東北を大寒波が襲う中、僕らは明日の仙台発8:05ANA**8便に備えて眠りについた。数時間後イナ妻の慌ただしい動きに目覚めた、、大体なにがおこったかは想像がつく、、そう、またしても目覚まし時計が沈黙を守ったのだ。
うまれてこのかた、僕らの旅立ちはいつでもスリリング、、決まってこうなる運命だ。東京で、北海道で、ロサンゼルスで、イギリスで、いたるところで危機的御寝坊さんをくり返してきた我が夫婦は、即座に物事のトリアージを始める、、、。5時起きのはずが、時計はすでに6時を少しまわっていた、フライトが8時5分、、凍結路を仙台空港まで2時間はみておきたいところ、、朝食無理、子供の着替え無理、荷物の準備無理、朝風呂無理、、、すべて無理。僕らはレム睡眠をむさぼるちびっ子2人をパジャマのままチャイルドシートにくくりつけ、起床からわずか6分程で仙台空港目指して走り出した、その姿はおそらく良く訓練された消防士のように見えたかも知れない。ナビが示した到着予想時刻は7:55分、、、大雪で渋滞や事故があれば絶対に間に合わない、、毎度ながら、スリルとサスペンス溢れる旅のはじまりにに眠気も吹っ飛んでいた。はたして間に合うだろうか?もし間に合わなかったら、DVDを6タイトルほど借りて、中合の地下街で辛子明太子を買い、2日間潜伏するしかないだろう、、、。しかし、ドライな条件をはるかに上回るペースで走り続けられれば間に合う可能性はある。ほのかな期待とわずかな確信をもって凍てついた東北道をひた走った。

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