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April 16, 2005

隼一号と海まで散歩


週末、仕事に区切りを無理矢理つけて家路を辿る、日はまだ見上げるところにある。
春先、午後は雨模様だったこのあたりも夕方には優しい日ざしが戻っていた。明日の日曜日は拘束日で身動きが取れない、、、こんな麗らかな日を逃す手はない。

家に帰ってみると、イナ妻はじめ御一行様はお出かけ中の模様、こりゃあ都合がいい。早速、完全装備を固めて隼を軒先きから引っ張り出す、タイヤもなんとか馴染んだ頃合、、エンジンに火をいれて、御近所の奥様方に笑顔を贈ったら、さあ出発だ!!
隼のインパネの時計は17時を差している、まだ太陽はある!!クラッチを繋いで走り出す。さて、、海に向かうか、、それとも山に向かおうか、、、自然と交通量の少ない海側へ向かって走りはじめていた。出発時、燃料系の残料は約1/2、海へ向かう峠を嬉々として走るうちに、嬉しさの余りアクセルを開け過ぎていた様で、大食漢の隼一号の燃料は峠を跨ぐあたりでほぼ空になりつつあった。

太陽はすでに切り立った岩山の影に隠れ、急速に体温を奪っていく、、、これからこの燃料で町まで戻れるだろうか?3秒程悩んだ上で、このまま海へ向かって走ることにした、最初に見つけたGSで燃料を補給しそこからとんぼ帰りしよう、、最悪、ガス欠になったらクラッチを切って峠を海際の町まで下ればいいだけの話だ、、。
ところが、行けども行けども、GSは無い、、、結局、海際の市街に出るまで燃料補給の機会は得られなかった。海は目前、、、しかし別に海を見に来たわけでもないし、真っ暗でどうせ見えない(笑)。コンビニで使い捨てカイロを買い込み、さらにハバネロスナックを貪って、身体の内外両側から冷えきった身体を暖めたのち、とんぼ返り。真っ暗な峠を再び越えて帰路についた、鳥目の僕に夜の峠はかなり酷だ、、にもかかわらず、煮え切らない先行車を2台ばかりごぼう抜きにしたあと、しばらくして僕を猛追する車が一台、、、眩しくて車種ははっきりしないが、インプレッサかレガシーあたりだろうか?
鳥目の僕が駆る隼は、重量級の化け物マシン、、、下りの峠でそのパワーを解放する余地は無い。。。追いすがるその車のライトのおかげで幾分視界の良くなった峠道を気持ちよく右へ左へ踊るようにバンクさせつつクリアしていく、、、めちゃめちゃ気持ちいい!!”どうだい?バイクってこんなに気持ちいいいんだよ、、”、曇るシールドの中で鼻水を垂らしながら、コーナーを抜けていく、、。
俺も、良い意味で歳をとったようで、こういうシュチュエーションを存分に楽しんでいる自分が不思議でもあった。峠を下り、市街地に近付いたところでランデブーは終わり、、、家の軒先きに隼が戻ってきたのは19時丁度であった、、約2時間のショートトリップ。
ガチガチ歯を鳴らして寒さに震えながら、ちびっことお風呂に入って急速解凍、、今夜の夕御飯は焼肉だ。
御飯を食べて、一番したのちびっ子をおんぶしながら、軒先きにおすまししている隼一号を眺めてみる、、公園の外灯に照らされた隼一号はなんだかカッコよい。仕事は仕事で大変だけれど、わずかな時間、素敵なバイクに乗って、好きな道を走り、家に帰ってみんなで笑う、、、思ってみれば、恐ろしい程に幸せな日々を過ごしているのだな、、と思う。こんな日々がそうそう続くはずなど無い訳で、、、今日、生きて家族にあえる事に感謝!!

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Comments

どうもこんばんは

お久しぶりです。

明日はお誕生日でしたかしらね
日付が変わる前におめでとうございます。
これからもどうぞお元気で。


これを読んでいないことを確信しつつ。

Posted by: みそりんご | May 12, 2005 11:16 PM

どうもこんばんは

お久しぶりです。

明日はお誕生日でしたかしらね
日付が変わる前におめでとうございます。
これからもどうぞお元気で。


これを読んでいないことを確信しつつ。

Posted by: みそりんご | May 12, 2005 11:17 PM

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