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June 2006

June 30, 2006

タイヨウのうた

その目チカラにやられてしまったYUI主演の映画。色素性乾皮症に罹患しながらも音楽と一つの恋に生きることを託す少女の物語、、、、。
SONYの超強力なプロモーションの結晶とも言える本作ではあるが、解っちゃいるけどやめられないもので、ストーリーはともかく、YUIの歌う姿観たさで劇場へ、、、。

その果てしない透明感とあどけなさと、儚さと力強さを内包した希有なシンガー、、YUI 。ギター一本で福岡から上京しメジャーデビュー、、そして映画主演と絵に描いたようなサクセスストーリーを実現させたのは、実のところSONYのプロモーション力というよりもやはり実力なのだろう。美しすぎる涼やか、かつあどけない顔をくしゃくしゃにしながら熱唱する姿にやられる人は数知れず、、。

展開的にはドラマ主演デビューからシンガーとして大成し"NANA”でスクリーンに凱旋した中島美嘉とだぶるけれども、、、まあ、どっちも好きなんでいいか、、。映画は父親役の岸谷悟郎のすこし切れた演技が気になったものの、YUI本人含めて、とても奇麗にまとまった秀作、、、。ストーリーとシンクロしながら身体にしみ込んでくるYUIの歌声は今後のセールスを確約していた。
リンク: タイヨウのうた.

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June 11, 2006

映画『ブロークン・フラワーズ』公式サイト

ジムジャームッシュという人を、僕は詳しく知らないのだけれども、結構マニアックな固定客がいるらしいとの事。
そんな、間口の狭い作品だとはつゆ知らず、何の気なしに当日で期限の切れる招待券を消化するために選んだのがこれ、、、。

恋人に捨てられ放心状態のどうみたって、もてそうにもないくたびれた熟年男性が、あなたの知らないあなたの息子が会いたがっているという謎の手紙を受け取ってさあ大変。本人は全く乗り気ではなかったのに、おせっかいな隣人にそそのかされる形で、過去に関係を持ったかつての恋人達(この女性達こそがbroken flowersなんだろうね)に探りを入れる旅に出る。ご機嫌な音楽を道連れに旅を続けるところは、しばらく前にみた”エリザベスタウン”によく似ているけれども、こちらはなんともいえず、なんともいえず、、、、確かに後でこの監督の作風とかの情報や本作はコメディーなんだという情報をいれられれば、ほろ苦く笑えなくもないけれど、必死にストーリーを追っていたジャームッシュ 初デビューの僕はいまひとつツボを抑えられないままにエンドロールを見送ったのであった。まあ、味はあったけど、主演の方の無表情さがどうにもきつかったのでした(それも演技なのだけれども)。

リンク: 映画『ブロークン・フラワーズ』公式サイト.

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ポセイドン

古典とも言えるオリジナルを劇場でみたはずもなく、記憶にあるのは水曜ロードショーなどのテレビ番組でのことだろう。典型的な災害パニックものとして、なんとなく定規のような印象で記憶に残っている。
で、今回のリメイク版、、、、2時間に満たない上映時間は控えめだけれども、さすがに技術の進歩か、映像でも魅せるし、またドキドキハラハラのストーリー展開もなかなかのもの。頭空っぽにして、どきどき手に汗を握りまくった後に残るものはナニもないけれどそれもまた潔いと思った。結構好きである。

リンク: ポセイドン.

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