4月の松島ツーリングからほぼ半年あまり、、。あっという間に夏が去り、いよいよツーリングに持ってこいの季節と思いきや、いつもながら時のすぎるのは早いもので、吾妻小富士山頂では初冠雪が報じられる事態となった。
職場のバイク乗りの主要メンバーのスケジュールを擦り合わせ、決まったXdayは11月初旬、、、すでに秋の味覚や紅葉というより、忍び寄る冬との戦いツーリング!といった様相を呈している。
本来、かねてから狙っていた、女夫淵温泉を予定していたのだが、ちょうど、先輩が所属する郡山の某総合病院のツーリングチームとの合流の話が持ち上がったため、宿泊地を猪苗代湖近辺で探すことに、、、。だいたい日本秘湯を守る会の宿を定宿としているため、会員の宿を探すと、ありました、、”押立温泉 住吉館”。ちょうど猪苗代湖のちょっと上に位置する宿。一泊1万5千円也、早速予約を入れて当日をまつ。
当日は、地元の運動会とのことで、我がちびっ子達は早々と出立。僕らの待ち合わせは10時30分。途中で、襲いくる寒さと戦うべく、庶民の味方ユニクロに立ち寄ってフリースを購入。 今回の着用ジャケットは、あまりの重さに辟易して背負うのが辛くなったGOLDWINのEURO Cycloneジャケット限定版を抑えてこの夏から真打ちに昇進したTEKNICのジャケットを採用。本来、夏場用にかなりの凝ったエアインテークが装備されているのだけれども、実は、完全透湿防水の優れもの、ちゃんと前のジッパーの裏にも防水用のフラップが隠されている等、憎い作りになっている。普段は取り外している、インナーパーツをジップで装着すると秋冬用ジャケットに早変わり。 下半身は、これまた去年釣り用にと購入しあまり出番のなかったユニクロのあったかパンツ(内部がフリース)の上に、福岡辺りで購入した結構良い値段のウレタン塗布のデザインデニムという出で立ち。 もちろん足下はBATES Countar terorism、、、こいつもゴアテックスにシンサレートという完全装備。今回のツーリングの結論としては、この装備で防寒、防水とも初冬の裏磐梯ツーリングでは十分であった。
さて、115号線を猪苗代へひた走る、今回のメンバーはいつもと同じ、Du、NSO、そして僕。かなりの強風に煽られながら、峠を越える。高地の紅葉はすでに終了。猪苗代町へ降りる途中の山菜のお店が立ち並ぶ通りで足を止める。 以前は、秋にキノコや山菜を売るお店が一二件だったのだが、近年、すごい勢いで増殖、さらにはよくわからないそば屋も4件程軒を連ねるようになって、シーズン中は渋滞するほど込み合う有様。 バイクの特権を生かして、渋滞も何のそので、おいしいキノコ汁にありついたのがちょうどお昼。 凍えた体を温めて再度出発、、たどり着いたのは猪苗代湖のウォータースポーツのメッカともいうべき長浜。ヨットやジェットスキーのショップに加えて、亀と白鳥の遊覧船乗り場がある。そして、お約束のスワンも湖面を賑わしている。 今更ながら、鳥インフルエンザの媒介者としての渡り鳥の危険性に行政が気づいたらしく、市内では今年から唐突に白鳥の餌付けポイントである親水公園が閉鎖された。 ここ、猪苗代湖ではまだ、そんな激変の兆候もなく平和に親子連れが鴨とふれあっている。 餌付けは遠慮させていただきつつも、やはりスワンで水上にこぎ出さない訳にはいかない。3人でスワン1羽をレンタル、、30分で2000円だ。
70km程しか走っていないのだが、スワンでの激走の疲れも加わり、いい感じによたってきた3人。日もそろそろ傾き、気温も低下してきた。ちょっと早いが、宿へ向かうことにしよう。 長浜から北へほんの少し、、、たどり着いた押立温泉はいい感じにひなびた僕好みの宿。 ちょっと早いんだけどねーといいつつも、寒さに凍える僕らを女将は暖かく迎えてくれた。 温泉は、内湯と森の中に沈む露天風呂の二つ。おのおの源泉が異なり、内湯は鉄分のある赤い濁り湯、露天風呂は透き通った湯である。 露天風呂は、まさに自然の中にとけ込む形でこの紅葉の季節には絶景!。 そして、さらに予想をはるかに上回る内容だったのが、その夕食であった。 わき水が満たされた庭の池に泳ぐイワナの刺身、そして姿焼き、、、いろりには今が旬の、ヒラタケ、椎茸、なめこ、そしてまたしても松茸がいい香りを放っている。それぞれに、お好みで炭火焼きにして塩やたれでおいしくいただく。お次ぎは、冬瓜とカニとホタテのスープ、いいかげん、満足していると、とろとろの超レアステーキが登場! さらに、新蕎麦が手打ちで登場!本わさびを鮫皮でおろす演出も素敵。 いやはや、こんなに料理が充実しているとは、超満足して就寝。翌日の、先輩のチームとの合流に備える。
翌日も泣き出しそうな空模様であるもののなんとか持ちそう。長浜で先輩と合流。こちらのチームも隼、ビラーゴ、ドカッティモンスターと脈絡のないマシン構成だが、あちらもゼファーあり、BMWあり、オフ車ありとバラエティ豊か! 先輩の超絶なナビゲートに誘われつつ会津の美しい紅葉を満喫しながら峠を駆け抜けた。 それぞれが、それぞれのマシンなりの走りで峠を攻略して行く様は見ていても楽しい。冷えた体を、さらに高遠そばで冷やして、本年走り納めとなるであろうツーリングは終了。
無事にシーズンを終えたことに感謝!!また来年あたりは、しばらくご無沙汰している北海道にでも足を伸ばしたい気分で家路を急いだ。
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