蓮華温泉 攻略法 秘湯を愛するツーリングライダーのために
紅葉の中の秘湯、、蓮華温泉
V-MAX乗りの友人がくれた、ツーリング雑誌で見つけたのがこの蓮華温泉。白馬岳への登山基地になっている蓮華温泉ロッジから、登山道を巡って4つの露天風呂が散在する、まさに秘湯マニアの僕にとっては逃せないスポット。早速、決死隊を募って土曜日朝8:00に磐越道入り口の五百川PAで集合。磐越道ー北陸道をひた走り、僅かひと月足らずのうちに三度目の新潟入りを果たす。丁度昼に能生ICに到着、マリンドリーム能生でカニと甘エビを買い込み海をみながらの昼食。 しかし、甲殻類って食べても食べても満腹にはならんのです、、今回も、甲殻類中心の胃袋のバランスを保つべく、ちまきと笹団子を補充。
さて、腹を満たしたら、いよいよ今回の目的地、蓮華温泉ロッジへ出発。蓮華温泉へは、糸魚川から約一時間程、、道程の後半はつづら折りの連なる山岳路となり最後まで舗装されてはいるものの、湿った路面、堆積した落ち葉、崩壊したアスファルト、そして落石の危険でスリル満点。それも当然、この道はあと10日程で冬期閉鎖となる険しい道なのだ。しかしながら、我らV-MAX, 隼、DUCATIの混成チームの各カテゴリーのバイクでも難なく登る事は十分可能。
標高が1000mを越えてくると、緑溢れる風景が一転して、絨毯のような鮮やかな紅葉に変化。美しい紅葉に目を奪われれば、即転落、、というような狂おしい悪路を上り詰めると、登山基地にふさわしい立派な舗装の駐車場にたどり着く。バイクを止めて、すぐそこに今夜の宿、白馬岳蓮華温泉ロッジが現れる。 自家発電で21時には全ての明かりが落ちて真っ暗になってしまうという、このロッジだが、建物は清潔で堅牢。早速、予約していた個室荷物を置いて周囲を散策。 ロッジの裏側に回ると、登山道入り口に蓮華七湯の案内板。上杉謙信が発見したと伝えられるこの蓮華七湯、、いまでは内2湯が枯れてしまっているが、内湯を含む5つの魅力的な温泉が今なお多くの登山客を魅了している。 看板に簡単な地図が記してあり、基本的にはルートを右回りに巡るのがおすすめ。
早速、タオル片手に案内板の脇から登り始める。まずは左手の小道から登っていく、、木や石で出来た階段を登っていく。季節柄、奇麗な木の実や緑色に映える苔が美しい、、温泉への道と言うよりも、これはちょっとしたトレッキングルートであり、瓦礫、ぬかるみ等もあり下駄履きやサンダルでは厳しい。通常の運動靴なら十分登れるし、幼児以上の子供も同伴者がいれば十分お風呂にたどり着けるだろう。しかし膝を痛めているとか、自力歩行が難しい方は難しいと思われる(介護者が手を引いてとか、おんぶしてというのもキツい)、そもそもが登山客のみが享受できたお湯であってバリアフリーという次元のものではないことは明らかである。夕方に向かう場合には、必ずヘッドランプもしくは懐中電灯などの照明装備を備えたい。
さて、少し汗ばむ程に登山路を10分程登ると、左手にこじんまりした露天風呂が現れる。一人がやっとという可愛い木枠の浴槽が三国一の湯。登山道至近で湯温も低く、実際に入るのはちょっと難しいかも知れない。
三国一の湯からさらに登ること5分程、、急に視界が開けると、荒い山肌と一面の紅葉を望む仙気の湯が現れる。そこここから立ち上る湯煙と鮮やかな紅葉はまさに桃源郷!仙気の湯は現存する蓮華温泉の中で最大の広さで8名くらいは入浴可能。やや白濁した湯は優しく、なにより湯船から望む雄大な風景は絶品である。しかし、10月中旬のこの季節、、やはりやや湯温が低く、いまひとつあたたまりきれず、もっとも高い位置にある薬師の湯に向かう。 薬師の湯は、4人くらいがやっとのこじんまりした湯船であるが、湯温は一番高く、存分にあたたまる事が出来る。
さて、時刻も17時を過ぎ日も傾き始めた、、ライト類を部屋に置いて来てしまった僕らは、日のあるうちにロッジへ戻ることとする。頂上の薬師の湯から仙気の湯へ降り、そこで左の横道へ入って黄金の湯へ向かう、、黄金の湯は、森の中に佇む湯で、派手な眺望はないが落ち着いてのんびり出来そう。 夕食をいただいて、22時に就寝、、というか真っ暗になっちゃうし。
翌朝、朝6時に秘湯を独り占めにすべく、ふたたび山を登る、、すでに予習済みのため、とても道のりが近く感じる。昨晩のうちに、山頂に雪が降ったらしく、遠くに望む稜線は雪化粧、、そして、その下には一面の紅葉。自宅から隼で走る事片道420Km、、、贅沢極まりない蓮華温泉のひと時であった。
ここで、蓮華温泉の攻略法を
0、10月中旬から3月下旬までは休業、車両が通行出来るのは6月から10月下旬まで。
1、夕方いくなら必ずヘッドランプか懐中電灯を
2、靴は悪路を想定したものを(サンダル履きはやめてせめて運動靴を)
3、紅葉時期などシーズン中はとても混む
4、朝食前の早朝がすいていておすすめ
5、女性グループは、頂上の薬師の湯を占拠してしまえばゆっくり入れる
6、黄金の湯はカップル率高く、何人たりとも近づけない雰囲気になっている場合が多い
7、脱衣カゴなどないため、汚したくない衣服は袋を容易しておきましょう
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