December 31, 2009
思えば、イナ妻との年越し蕎麦を巡る見解の相違から、紅白終了を待たずして家を飛び出し新年を亘理鳥の海の防波堤で、ブラーをしゃくりながら迎えた2009年もあと残すところ10時間あまり。
鳥の海の荒浜に初日の出を観に来た人達のすべての写真にもれなく、釣り竿を抱えて太平洋に向かう僕の後ろ姿が映っていたであろう事実はかなり衝撃的だが、2009年を振り返ってみて、釣りで新年を迎えてしまっただけに、もっぱら釣り、バイクとアウトドアに明け暮れた一年だった。 この2009年の年末、イナ妻とばあちやんとちびっ子達はUSJへ二泊の旅行を予定していたのだが、USJへの出発間際になって恐れていた通り一人、また一人とちびっ子達がインフルエンザAで倒れる始末。結果、かろうじて回復した長女といまだ未感染の次男とイナ妻の3人がUSJへ旅立った。6名の予定が3名キャンセルという緊急事態、、やっぱりこの時期、キャンセル料金の発生する旅行は避けた方がいいという当然の教訓を得た。
さて、インフルエンザ療養を擁する長男と、未感染ながら面倒をみる人がいなくなってしまった末っ子はばあちゃんの自宅へ引き取られ、年末の数日、僕は見事放牧された。 28日にケンタッキーで”今日はにわとりの日でこの、チキンボックスがおすすめです!”ということばに載せられて、必要以上のチキンを手にして3夜連続チキンという試練にも見舞われたこの年の瀬。 30日の仕事納め(到底納まってはいないのだが、、)、を無事迎えてUSJ帰りのイナ妻達と合流、、さて、大晦日の今夜は大潮、、いや、今年は釣りをし過ぎたので、せめて年の瀬ぐらいは家族と過ごそう。 ワーナーマイカルのe席リザーブで家族6人、今夜のレイトショーを予約。 選んだのは、カールおじさんでもなく、リトルプリンセスでもなく、、、ジェームスキャメロン監督の渾身の一作との呼び名も高い”アバター”しかも3Dバージョン、、、さて、今年を締めくくるにふさわしい作品である事を願って開演を待ちたいと思う。
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December 30, 2009
インスタント沼 麻生久美子の真骨頂! すべての煮詰まった人達へ、、2010年の幕開けはこれで決まり!
このテレビ全盛期にあってあくまで映画にこだわり続け、映画のスクリーンを除けば、ほんの少しのCMと時効警察などのマニアックな作品以外ではなかなかお目にかかれない麻生久美子。 はかなげにも、とびきりキュートにも変幻自在の姿を見せてくれる麻生久美子好きは世に少なくないと思われるが、本作”インスタント沼”は冒頭からその魅力全開で展開して行く。
ともかく、スプーン10杯のミロと15mlの牛乳で作るしおしおミロなどの小ネタ満載で作品は一見無軌道に転がって行くが、その着地点は、終盤まで意味不明なタイトルと作品のいまひとつ的確とは言えないキャッチコピーも相まって、なかなかにメッセージ性の強いものとなっている。 白石美帆、風間杜夫、加瀬亮、温水洋一など脇を固める個性派俳優も存分にはじけていて、とにかく頭空っぽで、右斜め向きに人生を歩いている人ならきっとつぼにはまるであろう小ネタにくすくすわらいをこらえながら、最後には気分爽快という仕上がり。もっとも、最後のCGシーケンスには賛否両論あるのかもしれないけれど、まあ、よいだろう。 DVDのパッケージやキャッチコピーにだまされては行けません、このインスタント沼、気持ちダウンな時にも相当お勧めな秀作でした。
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December 29, 2009
月6万円の賃貸平屋建てに安住して、いつのまにやら10年近く。 出産、親の同居と家族が増える毎に賃貸家屋の形態は替えて来たものの、自家用車4台に大型バイク1台、子供達のちゃりんこ数台に同居家族が7人ともなると、いよいよ賃貸も限界となる。
勉強道具を散らかす子供達に、”ちゃんと片付けろ!”と怒号を飛ばしてみても、片付けるスペースは無い訳だから、彼らに整理整頓を強要する根拠すら見当たらない始末。
うーん、一族に資産家はおらず、土地、家屋ともゼロからの購入となると、一気に現実感が無くなる。車4台の駐車スペースだけ考慮しても、敷地面積は100坪超がどうしても必要だ。 核家族化が完成した現代の日本にあって、一般的な分譲土地は一区画40-60坪が常識。 2区画を買い占める財力なんてありはしない。 あーあ、誰か土地くれないかなーと夫婦で無い物ねだりの日々。 だいたい、この界隈では地価が坪あたり15万円程がなんとか生活しうる地域の相場であり、まじめに考えると土地だけで2000万円弱になる、その上家を建てるなんて無理無理。土地だけ買って、あとは各自、テント住まいにしようかなどとも本気で考える始末。 まあ、80万円くらいのキットハウスを8つ作るのもまあ良いかもしれないが、ガス水道、トイレ、電気等の敷設を考えれば、ばかばかしくなってくる。
やっぱり、家を持つのは無理なんだねー、、というのが結論。 そんな2009年の年末。 煮詰まった我が一族の居住環境改善を懸けて、ついにイナ妻が立ち上がった! 夢のステージは2009年有馬記念。彼女のプランは馬連5−15で1万円の一点買い。推定オッズは1700倍だからもし当れば、1700万円が転がり込む。 これを新居購入の頭金にしようという目論見だ。 おお!なんて大胆なプラン、、しかし、完璧と思われたイナ妻の万馬券プロジェクトも、レースは大本命のワンツーフィニッシュという、僕らが最も嫌う予定調和的な至極当たり前の着番に終わり、1700万円の夢は脆くも散った。 年末ジャンボを買いそびれたこの年の瀬、、マイホームの夢は遠く、初売りで新しいソロテントをゲットすべく思惑を巡らす、小市民の僕であった。
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December 26, 2009
マイケルベイ監督の新作は、驚くなかれ、あの日本の誇るB級アニメーション、゛トランスフォーマー゛の実写板。自動車や飛行機、大型トラック等がロボットに変形して地球の平和を守るため、悪の軍団デストロンと闘う!というなんともベタなものだけれど、メーカー主導の積極的な玩具展開も功を奏し、日米で熱狂的人気を博したのが十数年前の事。
今更何を思って、大金をかけて実写板製作に踏み切ったのか?ハリウッドで常態化している、オリジナル脚本不足が要因なんだろうけど、マイアミバイス以降、なんとも中途半端な作品を作る、マイケルベイ監督は今回もかなりの迷走ぶりで、下ネタ満載で子どもは見にくいし、大人にとっては物足りない?かなり厳しい内容。しかしながら、スケール度外視で過剰に演出されて、何がどうなっているのか解らない変形シーンや、指令官であるコンボイが原作を彷彿とさせる、見事な造形で登場するのは、マニアには鳥肌ものだろう。メカの描写は圧倒的で、是非ともこのCGチームでマクロスのバルキリーを動かして欲しいと多くの観客が思ったに違いない。頑張れマイケルベイ監督。次回に期待。
というのが、2007年公開の前作トランスフォーマーの感想だったわけだが、それから二年の時を経て、いよいよ満を持しての続編 ”トランスフォーマー リベンジ”が公開。 前回で懲りて、今回はTSUTAYAの年末キャンペーンに合わせてDVDで鑑賞。 まあ、ストーリーはどうでも良い訳だけれど、今回も相変わらず圧倒的な描き込みでCG化された変形メカ達が縦横無尽に画面狭しと動き回る!その量、質とも確かに前作を凌駕していることは確かであろう。 だけれども、やっぱり、残念ながら”全編クライマックス!”といえば聞こえは良いかもしれないが、これだけ見事なキャラクター達を動かしていながらも、観ているこちらには全くと言っていい程、カタルシスが訪れない。 なんでもいいのだ、恋愛でも謎解きでも、戦闘でも、アクションでも、変形でも、、、何でも良いから、少しぐらい”うぉー、きたきたきたきた!!”というような盛り上がりなり、興奮なり痺れるような展開なりが用意されていればいいのだけれど、ただ、画面中を無数のミサイルが飛び交い、部品をまき散らしながら変形メカ同士が戦う、、それだけなのである。 なんだか、勿体ない。 なんだろう、極端な話、、登場キャラなんて変形カマロのバンブルビーとオプティマス・プライムと敵数体に絞って、もう少しそのキャラクターの造形なり、変形なり、戦闘なりをもう少し丁寧に掘り下げて映してくれれば、もっとましな作品になるんじゃ無いかと思う。 というよりも、実のところ、本作のもつ実力がそもそも陳腐であるのに、CG部門のクリエイター達が卓越し過ぎたセンスと技術でこの作品の見かけだけを超絶なレベルに押し上げてしまっているが故のアンバランスさなのかもしれない、、。とすると、、やっぱり残念としかいいようがないのだけれど。 やっぱり、本作もやっつけなんだろうね、、マイケルベイ、、そろそろ本気が観たい。
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December 25, 2009
1999年の夏休み、金子修介監督作品。21年後の2009年に観て解った事。
2009年のクリスマスイヴ、 サンタさん待ちの体勢に入った我が家の夕べは、ポーラーエクスプレスの上映とカレーとケンタッキーフライドチキンという相変わらずのベタな展開。夜も更けて、サンタ訪問に備えて早寝するはずの娘だったがどうにも寝付けないとの事。それならば、優しい眠りを誘うような静かな映画を一緒にみようと言う事になり、セレクトしたのは1988年金子修介監督作品”1999年の夏休み”。
公開当時の1988年に18歳だった自分はリアルタイムで鑑賞し、その不思議な世界観と、音楽、そして少女が少年役を演じると言う独特の透明感が気に入って、後にDVDを入手していたものだ。 ストーリーは、近未来(今となっては現実が設定を追い越してしまい10年前の時代設定になってしまったが)の寄宿舎学校。 夏休みを迎え、寮生達が実家へ戻り、帰るべき場所を持たない3名の生徒だけで過ごした一夏の夏休みに起きたミステリアスな数日間を描いている。
この”1999年の夏休み”を観たのは過去4回程、、最後に観たのは8年ぐらい前なのだろうか?当時18歳の僕は、まだまだ子供だったようで、ストーリーの把握も大雑把、展開自体にかなり意味不明な点が多くて、主に直人役の中野みゆきの右太ももしか見てなかったようだ。まあ、きれいな映像、透明感溢れる出演者達、うつくしい音楽、、まあそれが多いに気に入った作品だった。
時は流れて2009年のクリスマスイヴ、、9歳になる娘と8年振りに観た”1999年の夏休み”、、、驚きました、、なるほど、以前の僕は中野みゆきの右太ももばかりに目が行って全く気付きませんでしたが、よくよく考えてみればかなり倒錯した人間関係が描かれていて、もし男性俳優を配していたならかなりエグイ映像になるところを、中野みゆきや将来、女優 深津絵里としてとして見事開花する前の水原理恵等、美しく清楚な少女を少年役としてキャスティングすることによって見事に昇華しています。これまで、意味不明だった伏線や、シーンのつながりが自分が大人になったせいか妙に納得のいくようになり、はっきり言って、公開から21年を経てはじめてその作品の意図するところが理解出来たようです。うーん、見事に青春時代の感情の揺れ、人の想いの尊さ、怖さを描き切っていますね。 常々思う事ですが、映画にしても本にしても、やはり数年の時をおいて、見返してみると、自分の人生経験に照らして、全く新しいシーンが現れたり、新たな解釈やメッセージに気付いたりして、ほんとに楽しいですね。 "1999年の夏休み”のDVD、、8年以上前に購入以来おそらく観るのはこれが僅かに5回目なんだろうけれど、いやあ、なかなか見応えがありました。 9歳の娘も結局、全編真剣に見入っていましたが、彼女もまた10年後に再び本作を観てみると、新たな真実に気付くのでしょうね。 ちなみに、8年前にDVDを見つけた時に、監督のクレジットに金子修介と記してあるのを発見し、平成ガメラ大好きの僕は妙に驚いた事を覚えています。
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December 24, 2009
診療報酬 10年振りのプラス改訂!! なに?この不況下に医者の給料あげてどうすんだ?という声がネット上でも散見される今回の改訂。実際に大変な病気で療養中の方々や病気の治療に日夜専心している多くの方々など、多少なりとも診療報酬の何たるかをご存知の方は、この10年ぶりのプラス改訂幅がわずか0.19%に留まった事に失望感を通り越して絶望感を感じている方も多いと思う。この診療報酬、、はっきり言ってネーミングが悪いため、診療報酬=病院/医師の収入と誤解されている方が如何に多い事か。
診療報酬のなんたるかを簡単に言ってしまえば、”Aさんの治療のために国/保険組合は病院にX円まで払いますよ、それ以上はびた一文だしませんよ”という金額である。 たとえば、Aさんが盲腸になっていたとして、その手術の診療報酬は十数万円程、、手術室を掃除するおばちゃんが手術室を掃除して、麻酔科医師が術前診察をして、看護師さんがむだ毛を剃って、ベッドに運び、麻酔がはじまり、手術をする医師が数人、手術を補助する看護師やその他の電気メスや人工呼吸器、心電図モニターなどを管理する臨床工学士が付き添って、、、これだけの多くのスタッフが一人の患者のために一生懸命ベストを尽くして、さらに手術後の抗生剤やらなんやら、手術後の痛みを和らげるために麻酔科医師は特殊な技術を使って鎮痛剤を使ったり、、。 手術とその後の入院一日づつについて患者の治療には費用がかかる訳ですが、その対価が診療報酬です。 つまり、その診断治療に応じて、国(厚労省)の定めた一定額(診療報酬)の枠内で病院はスタッフを揃えて検査、診断、治療を完結しなければなりません。 つまり診療報酬は国民の病気を診断治療するための予算であるわけです。
医療技術の進歩、複雑化、高度化は著しく、新薬の開発も相次ぎ、これまで救命困難な病気も夢のような医療技術の進歩で回復される方も多くなっています。使用されるお薬も1粒6000円、1アンプル数万円と高額化し、さらには、重い病気を多く抱える高齢者の増加で、どこの誰がどう考えてみたって明らかに解るように、国民にかかる医療費はうなぎ上りです。 それにも関わらず、この10年間、国は医療費削減を謳い、多くの医療に無関心な方々も自分達の医療費を削減される事に非を唱える事も無く実に7%を越える診療報酬削減を容認し続けて来た訳です。 その結果、優れた治療法があるのに、保険でも認められているのに、診療報酬が少なすぎて、治療に必要な薬剤が使えないという現状も起きています。 それならば、患者さんが自費で払うから、その大切な薬を使いたいと言っても、今度は混合診療禁止の問題があり、叶いません。 また、診療報酬の削減は、手術や診断治療のコスト削減を意味しますから、手術に携わるスタッフや医師の人数も削減され、使用する薬剤もオリジナルではなく、安くて合法的なコピー商品(つまりジェネリック)しか使えません。 他業種ならいざ知らず、航空業界や医療におけるコスト削減は命に直結する危険を孕んでいる事を、皆さんがほんとに認識しているのか疑問です。
上述するような事情で、人員削減、コスト削減のあおりを受けても尚、過酷な状況に耐え抜いて現場に最後まで残った数少ない医療スタッフ達の負担が極限に達した結果、ついに燃え尽きて次々と現場を去ったというのが昨今言われている小児科、産科領域をはじめとする医療崩壊の要因の一つであることも事実です(あとは訴訟の増加、、人命を救おうと尽力して、失敗すれば殺人罪に問われるという割の合わなさは医療スタッフだけかもしれません)。 そんなこんなで、この異常事態にようやく気付いた厚労省大臣や医療サイドは医療の正常な機能を維持するために必要な3−10%のプラス改訂を叫んでいた訳ですが、折からの大不況のあおりを受けて、財務省の医療費削減圧力に屈し、診療報酬わずか0.19%という事実上の無策に終わったのでした。 あとは、現行の予算枠内で、救急医療の拡充やインフルエンザ対策など喫緊の課題をやりくりするしかありません。 今も、病気と向き合っている患者さんやそのご家族などにとっても、病院勤務の医療スタッフにとっても厳しい年の瀬のようです。
特に、癌や膠原病などに対する分子標的治療薬などの優れた新薬開発に伴う薬剤費の高騰は不可避です。一方、喫煙や運動不足、カロリー摂取過多、塩分のとり過ぎなどの不摂生からくる、一部のCOPDや糖尿病、高脂血症、高血圧など真の意味で生活習慣の改善で予防できるようなタイプの生活習慣病に対する本来必要の無いはずの医療費がかなり多いことは懸念すべき事です(誤解のないように言えば、上述した一部を除いてCOPD、糖尿病、高脂血症、高血圧の患者の多くは生活習慣のみが元で発症するものではありません)。 好きなだけ大酒を飲みながら、糖尿病と高血圧と高脂血症の治療を受け続ける方もいます。 タバコを吸いつづけながら、咳がなかなか止まらないと病院に駆け込む方もいます。生活指導を守ってくれないそのような方々がしばしば言う台詞があります”医療費はこっちが払ってんだ!つべこべ言わずに薬を出せ!それであんた達も食べてんだろ”。これは大きく間違っています、”ご自身が払っている医療費はたかだか3割どまりです、残りの7割以上は他の国民があなたのために保険料として払ってくれているんですよ”と一応説明したりすることもあるようですが、おそらく理解を得る事は至難でしょう。財政難で総額の改善が難しい現状、、医療費の配分の適正化を進めるしかないでしょう。そのような生活習慣病の一部は全額自費負担として、本当に医療が必要な小児や悪性腫瘍等の方々に必要な医療を届ける工夫をすべきなのかも知れません。 年金同様、我が国が世界に誇る国民皆健康保険制度も限界が近づいているようです。
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December 22, 2009
V-Drum HD-1とTD4KS どちらがいいんだろう?
いんちきヴォーカリストであると同時になんちゃってドラマーである私。
就職以来、実際のドラムセットを叩く機会も減り、仙道さおり のクールなまなざし溢れるレクチャーDVDの影響もあり、なんちゃってドラマーを卒業し、なんちゃってパーカッショニストを目指して、Roland Hand sonic 10を日がな叩き続けていたのが2008年の事、、。さすが電子ドラムでは世界で他者の追随を許さないRoland だけあって、このエレクトリックパーカッションパッドHand sonicは世界中ありとあらゆる打楽器を再現出来る超実力機!! しかし、このHand sonic、、文字通り手で叩くことが前提となっているため、僕の華奢な骨関節靭帯はこの電子パーカッションの打面から直接返ってくる衝撃に耐えきれず、ぼろぼろに、、、。結果、あえなくなんちゃってパーカッショニストへの道を断たれたのであった。 なぜに、Hand sonicだったのかと言えば、その一番の要因は自宅練習スペース、設置スペースに帰着する。 一般的な電子ドラムの設置専有面積は意外な程広い面積を必要とするため、自宅にそれだけの余剰スペースがなければ結構厳しいのだ。ましてや、いくつものパッドをラックにマウントして、一つ一つをシールドで音源に接続しなければならないので、実際のストリートライブなどでも持ち出すことはほぼ不可能。そんな、こんなで、可搬性、省スペースなHand sonic 10(HPD10) を選択したのだった。
時は流れて2009年末、、画期的な電子ドラムがRoland から登場した。その名もV-Drums Lite HD-1。”リビングに似合うV-Drum”というキャッチコピーがそのコンセプトを端的に表現している。新開発のフレームのおかげでとにかくコンパクト!!そのくせスネアはメッシュタイプの高品質!!さらに、キックペダルも新開発で静音性に配慮!!まさしく、リビングに置くためのオシャレかつコンパクトかつ静かな電子ドラムなのだ。 スティック、イス、ヘッドフォン付きのセット価格も7万円台という驚異的なリーズナブルさ、、こりゃいままでその巨大さと高価さに尻込みをしていた、方々の心をつかまずにはいないだろう。
僕も、もう一歩のところで、子息へのクリスマスプレゼントという隠れ蓑を利用してネットで買っちゃうところだった、、。しかし、本気で購入を検討した時点で、いくつかの要検討項目が浮かんで来たのだ。
コンパクトなHD-1、、音源もかなりの完成度らしいが、コンパクトさを追求し尽くしたラックでのスネア、タム、シンバル等の各パッドの設定の自由度はあまり高くないようだ、また、静音性を追求しフットペダルと化したバスドラムのキックベダルはその操作感はかなり特殊なものであり、フットワークの練習にはならないであろうこと。パッドの追加などの拡張性に乏しい事、、以上が気になったのである。 実際に、十分なドラム技術を有する方がリビングで遊ぶ分には問題ないだろうし、また本物のドラムをライブで演奏しようなどと思わない完全なホビーユースの方なら、日本の住宅事情のなかでこのHD-1をおいて他に選択の余地はないだろう。 だが、こちとらなんちゃってドラマー、修行の身。 キックペダルのフットワークや各タムとスネアのコンビネーション練習等も必要なのである。、、とすると同価格帯でのもう一つのV-Drum TD4KSがもう一つの選択枝として上がってくる。 こちらは、オーソドックスなラックとパッド構成、キックベダルも本物を使う仕様だ。HD-1の誇るコンパクト性、スタイリッシュ性がない分、通常のドラムセットと比べての違和感が少ないというメリットがある。
いずれも、Rolandの誇るV-Drumのエントリーモデル、、どちらを選んでも間違いではないことは確かだが、両者とも優れているだけに、これは意外と悩ましい選択といえよう。
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December 20, 2009
December 19, 2009
すべての子供達の育児支援を目的とした”子ども手当て”に突如としてわき起こった所得制限案。政府の周到な煽動で国民の世論も、”金持ち世帯にまで給付するのはおかしい!所得制限は当然!”といった、公然とした公約違反、マニフェスト放棄を容認どころか歓迎する意見が大勢をしめるに至っている。 誠に可笑しい愚かな日本人である。当初、所得制限は2000万円という案が出ていたが、結局それでは給付を省ける子供の数が1%程にしかならず、財源の削減が20億円に満たないため、さらに給付対象外の子どもの数を増やすべく、所得制限額の引き下げを検討しているようだ。
問題は、どのような所得の世帯が子ども手当を必要としているのか?を論点として所得制限額を設定しようとしているのではなく、あくまで所得制限をいくらに設定すれば、十分に歳出をしぼれるか?という点である。
国民は、金持ちに手当をやるなとかそう言う低俗な議論に巻き込まれる事無く、予算のための制限ではなく、限られた財源を如何に効率的に育児支援に使うかという観点でこの問題をとらえるべきだろう。 他ブログでも全く的外れな意見が多くみられている。 親族の家庭も子供手当が入ればかなり収入が増えるから、もう一人子供を作るんじゃないか?とか、、、はっきり言って、育児の負担はこんな手当なんかでケア出来るものではないのに、あまりにも現状をしらない勝手な意見が飛び交っているように見える。 、、、”なら、いままで通りの児童手当でいいじゃん!” 多くの世帯の声が聞こえてくる。
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December 18, 2009
子どもひとりひとりに分けへだてなく、月額2万6千円、年額31万2千円を給付! 鳴り物入りで登場し、民主党を与党へと押し上げた要因の一つがこの”子ども手当”だ。
当初から、財源の不安が指摘されてきたこの子ども手当だが、迷走の末にとんでもない事になって来ている。
共働きで、子供4人を頑張って育てている我が家だけれども、まあ子育てはともかく大変にお金と手間がかかるのは否めない事実。所得の有る無しに関わらず、また両親の意向とは関係なく結果的に二名以上の子供を生んで育てようという親はどんどん少なくなり、我が国の生産性や創造性は凋落の一途を辿っている。
そんな中にあって、”子育て応援特別手当”や”児童手当”など数々の現行制度が創設運用されてきた。つまりは、”子ども手当”など別に目新しいものではないのだ、、それなのに、なんで今回の政権交代劇において、この子供手当が注目を集めたのかと言えば、それは”全ての子供達に平等に給付される(はずだった)”からである。両親の経済状態や就業状況に関わらず均質に給付される点が、従来の制度とは一線を画していたわけだ。
ところが、民主党政権のその後の迷走は目に余るもので、結局のところ、”子ども手当”は所得制限ありという骨抜きの憂き目。さらには、これまで育児の唯一と言っていい程の税制上のメリットであった扶養控除も廃止、上述したこれまで創設された育児援助の経済的補助も廃止、、という方向に変わっている。育児には費用負担を遥かに上回る意義があり、手当欲しさに子供をもうける人なんていないはずだが、現実問題として育児には多くの実費がかかる。 複数の子供を扶養するために休み無く共働きで働き通した挙げ句”あんたんとこ、そこそこ所得があるじゃないですか!手当の対象にはなりませんね、ハイ残念! あ、それと扶養控除も廃止ですから、税金沢山払って下さいね” 。 ほんとにそれでいいのだろうか? ”子ども手当て” その当初のコンセプトは何だったのだろう?。 現在検討されている年収2000万円という足切り値であれば、もらえない子どもの数は1%未満ということであるし、当然我が家もその恩恵にはあずかれる訳だけれど、結局将来的には財源の問題から、その足切り値など政府の好きなようにいくらでも変更可能であり、おそらくは選挙を題目としたキャンペーン制度に過ぎないはずだ、、まるで、初年度年会費無料!みたいな、、、。もらえるもらえないに関わらず、この手当が育児支援なのか?経済支援なのか? 曖昧模糊となってしまった現在においては、いっそ手当ての呼称を変更すべきだろう。
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December 16, 2009
ギター以上に生音が響かないベースの練習にはコンパクトエフェクターが欠かせない。小さなベースアンプを持つのもいいけれど、実際上はエフェクターからヘッドフォン出力で迫力のあるベースサウンドを聴きながらサイレントに思う存分練習するのが理想的かつ上達への早道。 その要求を満たすのが、これZOOM B1。 廉価なチューナー単体ですら3000円は下らないのに、このベース用マルチエフェクター、、高品質のマルチエフェクトにリズムマシーン、ベースシンセ、レコーディングに欠かせないアンプシュミレーター、さらにはベース用オートクロマチックチューナーまで内蔵されてこの価格!! ベース入門には必須アイテムと見た。 さて、我がバンド”鼻から豆乳”のサンタは何を選ぶか?
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December 14, 2009
先日、中心性脊髄損傷で現役引退を余儀なくされた赤星選手の報道に、自分としてもかなり複雑な思いを持った訳だけれど、、その後のネットからの情報で先日リング上で急死されたノア社長の三沢光晴さんの死因が頚髄離断だったこと知り、さらに衝撃を受けました。
以前から、限界を超えたファイトスタイルを信条とするその姿から、いつかはこのような事態を予見していた方は僕を含めて少なくはなかったはずです。バックドロップなどで繰り返される頭頸部への激しい打撃は相当頸椎を損傷させていたに違いありません。 ただ、当時の事故直後の報道や状況からは、おそらく外傷性くも膜下出血や脳挫傷が原因なんだろうと思っていました。 それが、その後の検死結果から明らかになった死因が単なる脊髄損傷でも頸椎損傷でもなく、頚髄離断というあまりにも衝撃的な診断。 文字通り、頸椎損傷から頚髄損傷に至って急速な呼吸停止と言う生半可な状態ではなく、脊髄そのものが千切れて離断してしまったという想像を絶する損傷。 頚髄が離断すれば首以下の全神経が瞬時に麻痺するため呼吸に必要な横隔膜や胸郭も動かせなくなり、たとえ意識がハッキリしていても呼吸停止に陥りますし、血圧を維持する事も出来ず即座に生命維持が困難になります。繰り返される負担ですでに頚髄の連続性を保持するべき、頸椎間の靭帯などもかなり断裂し頸椎の安定性が相当損なわれていたのかも知れません、社長業とエースレスラーとしての過酷な責務を命を懸けて全うしようと全力を尽くされた末の出来事。 事故直後の状況を見るに、少なからず危険を伴うリングですからAEDや人工換気用のマスクなど常備されていて然るべきと改めて思いました(もっとも救命ははなはだ困難であった事は想像に難くないわけですが、、)。 ご冥福をお祈りいたします。
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December 13, 2009
36時間勤務の合間を縫って、所属バンド”鼻から牛乳”の課題曲のバンドスコアをせっせとコビーする宵の口。
うーん、コピー機の蓋を全開にして、用紙の淵に指紋を残しながら、”カジノドライブ”だの、”ルシアンヒルの上で”だのをせっせとコピー。なんだか、高校生に戻ったみたいだ、、、思うに、世のメディア媒体の電子化が進んだ今、結局会議だなんだって、コピーされて渡される資料の多い事、多い事、、。それらは、結局一瞥されればまだ良い方で、おそらく数分くらいでもじゃって捨てられるのが運命。ELLE GARDENの曲目をおよそコピーし終わった時点で紙切れとなり、真っ白なコピー用紙の束を、トレーに補充しながら、これら一枚一枚の紙の行く末に思いを馳せてみた。
無味乾燥な、会議資料をプリントされるもの。講演会のハンドアウトとして広く聴衆に配布されるもの。文献のPDFをプリントされるもの、、、、まあ、大切にされるものもあれば、速攻ゴミ箱行きってのも多いだろう。
そう考えると、いまコピーしているバンドスコアなんてものは、どうだろう、かなり感動的な役割ではないだろうか? コピー用紙に記された楽譜を、僕らメンバーはいつも大切に持ち歩いて、時間さえあればじっと見つめて練習を繰り返すのだ、、それも、へたっぴな僕らはかなりの長期間、大切に大切にその紙を持ち歩くはずだ、、。
人間一人一人が、生まれたての真っ白なコピー用紙だとするならば、そこに何が描かれるのかを選ぶことは叶わず、その行く末も千差万別、、、。ならば、僕は、スコアが良いなと思う。それで誰かがご機嫌な音楽を奏でてくれるのならば、僕としては本望だね。
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December 12, 2009
かねてより依頼されていた、市民公開講座の準備。テーマが大きく、おのずとスライド枚数も増え、受け狙いのためのネタを出来るだけしぼらざるを得ない苦しい展開。およそ、不定期に2ヶ月ほど掛けてほぼ完成したのが、講演前夜、、、しかし、これどうみても講演時間内に収まりきらなそう。
そんなこんなで、実際如何程の時間がかかるのかを確認するため、いつものごとく人気の無い近所の公園の駐車場に愛車を滑らせた。シガーソケットからMacBookの電源をとり、スライドショー開始!!さて、本番同様でしゃべった場合どのくらいで収まるのか? 真っ暗闇の人気のない駐車場の車内に液晶パネルのバックライトの青白い光に照らされた男の姿が浮かんでいる、、、、これはどう考えても、我ながら怪しい、、怪しすぎる不審人物だ。
真剣に、予行演習を行っている最中、突如として車のドアをノックする音が、、なんだ?なんだ?物の怪か?
めっちゃ焦りながら、視線を移すと、日夜街の安全を守る警察官が、ニコニコ顔で立っていらっしゃる。
人気の無いへんぴな場所の車内とかおかしな状況でないと、仕事に集中出来ない僕。 山形の山寺までわざわざ本を読むために赴いた事もあったっけ、、そんな訳でいつだって、誤解を受けやすい状況を作るのが得意なため、職務質問はいつも慣れっこ。しかし、こりゃどうみても怪しい。 なんとか、職務質問をこなしたころには、なんだか気も抜けてしまい、まあ、自分を信じて本番に臨む事に決定。 結果、講演は成功裏に終わったのでした。
さあ、そろそろ論文も書きたいのだけれども、如何せんツーシーターの軽自動車では、パソコンを開くともはや車中で身動き出来ず、、まあ、このコックピットのようなタイトさこそが、集中力を生む秘訣なんだろうけどね。
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先日、プロ野球選手の赤星さんが突然の引退表明。世間に与えた衝撃は大きかったようで、何故に?の声も今なお多い。 現役時代、盗塁のたびに車いすの寄贈を続けてこられた同氏を引退へ追い込んだ原因は、けして他人事とは言えない頸椎の故障。その名も、中心性脊髄損傷だ。 全身を支配するコンピュターである脳と全身を結ぶ太い神経コードが脊髄と呼ばれる神経の束。まさに、最重要組織であるために強固な脊椎という背骨のトンネル内に太いコードとして格納されている。 もし、この脊髄が圧迫されたり切れたりすると、そのレベル以下には脳からの信号が伝わらないために、腰で脊髄障害がおこれば下半身麻痺、首で脊髄障害がおこれば首から下すべて麻痺という非常に凄惨な事態に陥る。 さらには、頚髄の少し上には延髄という上部神経があり、そこでは生命維持に直結する呼吸、心拍運動に関わる中枢があるため、文字通り延髄切り!なんてことになると即呼吸停止で死に至る。
赤星選手の頚髄に起きた中心性脊髄損傷は、その太い神経コードの中心部分が損傷を受けて、下半身よりも上半身の麻痺が強く出るという状態。 様々な原因で、脊髄が損傷されて起こりえる状態でもある。 例えば、交通事故やプールの飛び込みで強く前額部を打って首を思いっきり反ったり、もともと持病として持っていた頸椎ヘルニアが長期間にわたって頚髄を圧迫したり、また、生まれつき脊髄を格納する脊柱管というトンネルが狭かったり、、、かくなる自分も、壊れた首を持っているため、MRIでの定期検査をしているけれど、同様の脊髄中心部の信号変化を指摘されてかなりビビった記憶もある。そのため、イケテル瞬間に吹っ飛んでむち打ちになってしまうスノーボードは以来引退と相成ったのであった。
ふたたび強烈な、衝撃を頸椎に受ければ、下半身麻痺どころでは済まなくなるというのが実情の病態。彼の無念さは計り知れないものがあるが、ご本人もおっしゃっていたように、彼程の志の高い方ならば必ずや、他分野での活躍も約束されているものと思う今日この頃。
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December 10, 2009
ライブ疲れが出た訳でもあるまいが、ストレッチもなしに、ボールを渾身のインステップ蹴った瞬間、思いもよらぬ重さに気付く。原因は、昨日降った雨でぬかるんだ地面、、濡れたボールは、僕のたるみきった太ももの筋肉には重すぎたようで、めでたく肉離れ。めっちゃいてェ、、まあ、育児としてのサッカーなので急遽リタイアも叶わず、それから二セット程ミニゲームをこなしてから退却。 これ、やばそうだなー、捻挫癖のある右足首と半月板の怪しい右膝はサポーターで固めていたのだけれども、その分、さらに上の関節に衝撃がいっちゃった感のある虚しい感じ。
2009年2月以来なぜだか、徹底的に右半身だけ壊れまくるのには、我ながらなんだか笑いがこみ上げてくる、これ、やっぱり清水寺のおみくじあたってるんだろうか?
いちおう、職務上の基礎知識はあるので、なんちゃってRICEをしようと思うも、めんどくさい。まあ、血腫が大きくならんように、弾性包帯で圧迫だけして、おとなしくLOSTシーズン5の第3巻を鑑賞。夜更けになって思い出したように、シャトレーゼのケーキについていたコールドパックでなんちゃってアイシング。 そういえば、我がスタッフも先日、ふくらはぎを肉離れして暫くシーネ固定の憂き目にあっていたけれども、内転筋の場合はいかんともし難いだろうね、、、、そもそも、大腿部全面やハムストリングスのテーピングを含めた処置法は結構ポピュラーで解ってるけれども、内転筋はデリケートな位置なのでテーピングにしてもなんにしても結構めんどくさい。 仕方ないので、7.5cm幅の弾性包帯を患部にきつめに巻いて、その上からネット包帯を掛けてアイスバックを挟んでアイシング、して就寝。明日になったら、うそのように回復していることを祈って寝る事としよう。
一番肉離れしやすい太ももの裏や表側なら、通常の大腿部用サポーターでの患部の圧迫がとても大切。
医療用装具メーカーのダイア工業製の信頼性の高い肉離れ用サポーターはこちら。
本体が3分割になっているために、ずれる事なく均等に患部を圧迫固定可能です。
こちらも、スポーツ用サポーターの定番、ザムストシリーズの大腿サポーター。こちらも使いやすいですね。
一般的な、太もも(大腿)用のサポーターは大腿二頭筋、ハムストリングスの肉離れ用なので、内転筋の肉離れには鼠径部からサポート出来るこういうタイプが必要。まあ、メンドクサくなければバンデージが一番リーズナブルだろうけど。
肉離れがおちついて、再発予防の段階や日常の保護に使う場合は、緊縛感の少ないラインサポーターなどがお勧め。
ちなみにこちらはふくらはぎにも使えるタイプ。
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December 08, 2009
月額6万円の賃貸住宅(平屋一戸建て)在住の、我が一家。 いつの間にか、バツ3の放蕩親父も転がり込んでくる始末で、4Kの賃貸住宅に7人暮らしという有様。 食事は、揃って食べるスペースもなく常に立食パーティー状態。朝のトイレラッシュも切実で、至近の公園の公衆トイレへの緊急ダッシュもしばしば。
しかしながら、”お、土地ならやるから建てれば?”とかいってくれるような資産家は我が一族にはおらず住宅購入の夢は遠く、、。 勝手口に、きのこが自生するのをみて、はやく脱出しなければ!!と、焦るものの、イナ妻の居ない日曜日。 ちびっ子の扱いに困っていると、おもむろに玄関口から”すいませーん、Dちゃんいますか?”と、近所のお姉さんが3歳になる我が末っ子を拉致しにしてくれる。 うーん、素敵だなーこの環境、、子供達には慣れ親しんだ大きな木登りの出来る木や、相手をしてくれる近所のおじちゃん達や、お姉ちゃん達が沢山いて、、親の出る幕なんて、全くないのだ。 これが、もし、都市部の高層マンション住まいだったりしたら、どうなんだろうか?公共スペースで同じように子供達のコミュニティーが出来るのだろうか? はたまた、コンクリートの箱の自室に親子ともども幽閉されてしまうのだろうか? メタボ腹を気にしつつ、上の子を誘ってボールを追う年末の午後であった。
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December 06, 2009
職務質問を受けてまで、やり通した講演の余韻も覚めやらない中、講演会場を後にして向かう先は、仙台サンプラザホール。 夫婦それぞれ別ルートで二枚のペアチケットをゲットした大塚愛のLove is Best tour 2009に出発である。誰からともなく、家族みんな大塚愛のまじめな音楽性が大好きで、我が家には2枚に大塚愛ライブビデオがある。その、やんちゃな曲名や印象とは裏腹に、現代に置いてはまさに希有な真のシンガーソングライターとしての歌詞の巧みさとバラードの秀逸さを含めた実力の高さが彼女の魅力である。
今回、親子4名でのライブ初参戦と相成った。 当日は大雨、、豪雨のなか会場には後から後からオーディエンスが押し掛ける。客層を眺めてみると、アイドル然とした成りから男性ファンが多いのかとおもいきや、今回のツアータイトルがLove is Best ということもあり、多くが20−30歳代の男女カップルもしくは、10歳代女性二人組である。 ははん、、さすがだね。
今回のチケットは、ペアチケットということで、なんと大切な人(性別年齢問わず)と二人ペアでなければ入場は許されない! すさまじいこだわり、、、それを反映して、曲目は最新ベスト恋愛曲アルバムとも言える、Love is Best を中心に、まさに会場のカップルの雰囲気を盛り上げるためのラブチューンがこれでもかと続く。MCも主に、下ネタを含み愛する二人をあおりまくる内容で会場のボルテージも異様な盛り上がりを見せていた。 会場の仙台サンプラザホールは中規模のホールで、僕と9歳の娘のいた3階席からでも十分に楽しめた。イナ妻と7歳の息子は当初、反対側の3階席にいたのだが、なんでも黒服の人がやって来て、ここは見えにくいので、、ということで、2階正面のファミリー席のようなところに移されたらしい。コーラスの二人のはじけっぷりといい、ストリングスやホーンを贅沢に使ったバンド構成といい、大塚愛のピアノ弾き語りの巧さといい、いずれにしても、場所に関わらず楽しめた内容であった。
帰りの、大塚愛からのお土産はペアのマグカップ、、、徹底してるね。ライブ終了後、牛タン通りで、利休の牛タン定食を堪能し、僕ら一家のライブは終了。 まあ、大塚愛曰く、今日のライブは家に帰ってお互いの体温を確かめるところまでチケット有効とのことだが、、。
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December 02, 2009
ついつい、バイクの出番が減る東北の冬、、数少ないうららかな陽気に隼のイグニッションを捻ってみるも、冷えて固いオイルを混ぜながら苦しそうにクランクが2−3回転しては息絶える隼のバッテリー。 常時点灯式のヘッドライト、FIなど電子装備満載の隼において、冬のバッテリー上がりは、夏のオーバーヒートに次ぐ弱点と言える。
お気楽な自動車のバッテリー管理とは異なり、バイクの高性能バッテリーの充電やメンテナンスは複雑でいろいろな注意が必要。 結構な値段で、全自動のバッテリー充電器を購入したものの、なんどやっても充電が始まらず、半年以上もたってから、バイク用のバッテリーは普通の充電器では充電出来ないということに気付く始末。
以来、数あるバイク用バッテリー充電器を物色し続けて、ようやくたどり着いた満足の一台がこの”アキュメートmini ミニパルス充電くん”。 本体は、充電器というよりもただの電源アダプターとしか思えない超コンパクトなサイズ、、これならシートの下に入れてツーリングにも連れて行けそうなサイズ。それでいて、充電機能は6V/12V両者に対応した全自動式で、バッテリー保管時にもつなぎっぱなしで補充電が可能な優れもの。冬の間もこいつに繋いでおけば、つねにバッテリーを最良の状態に保ってくれるのだ。 隼のバッテリーはシート下にあるため、メンテナンスや充電の度にシートを外してバッテリーを下ろすのはライダー泣かせの結構めんどうな作業である。 ところが、このアキュメートmini ミニパルス充電くんは、バッテリーを隼から下ろす事無く、特製のハーネスが標準装備されていて、充電端子をバッテリーから隼の好きなところへ増設可能なのである。 つまりは、バイクを軒先に止めたまま、充電端子をバイクのソケットに繋げば即充電可能と言う便利な仕様なのである。 おすすめのバイク用充電器である。
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顔見知りの職場の女性スタッフが、なんとも痛々しい頸椎コルセット姿で登場。なんでも、頸椎ヘルニアデビューらしい、、。僕が一週間程前まで全く同じ状況だった事を知っていて、妙な同胞意識で結ばれた僕ら。 発症機序は異なるものの年に数回は頸椎症性神経根症の悪化で、起き上がる事も出来なくなってしまうこの首も、主治医の呆れながらの厳しい指導に従い2009年はバイク乗りを自重することで、首輪族になったのは二回だけで済んだ良い年であった。 上肢へのしびれが酷い彼女、、めちゃくちゃその辛さが判るだけに、がんばって業務をこなす姿には頭が下がる。 ドクターは、握力が無くなったり歩けなくなったらオペね、、それまでは我慢して、、なーんて軽く言ってくれるけども、当事者達にとってはまさに地獄の日々だったりもする訳で。腰だと、思いっきり出たヘルニアは結構吸収されることも多くて、逃げ切るという手もあるんだけれども、僕の首の場合は構造自体がまずいので、加齢によって条件は悪くなるばかりである事は確か、、。 スロットルを握るだけの握力があるうちに、目一杯隼と旅を続けようと思う、、。この5月のお台場ツーリングでは、前夜から厳しい神経根症状が出ていたのだけれど、以前処方されていたソフトドルフなどのソフトカラーでフルフェイスヘルメットの重さを逃すことが出来たため、なんとか無事完走。
そういえば、昨夜テレビで伊藤真一のドキュメントが流れていた、、42歳にして現役GP ライダー、、、あの端正なマスクで皆の憧れの的だった彼ももうそんな年齢であることにびっくり!!満身創痍で、年齢とスピードの壁にストイックに立ち向かう姿には勇気をもらった。さて、冬も目前。寒さはバッテリーの大敵である、補充電補充電、、と。
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