世界から取り残された日本のケータイ Docomo i-Mode信者達へ
かつて、テレビやゲーム機など小型精密電子機器開発の技術では世界をリードしていたはずの日本。 小型精密電子機器の代名詞たる携帯電話機なども、国内各社がしのぎを削り開発レースを進めた結果、ぞくぞくと素晴らしい製品が生まれ、日本の携帯は世界に誇るシェアを有しているのではないか?という幻想を日本の多くの方々が抱いているのは、アメリカに対する敗戦国である日本で、ちょうど相撲を凌ぐ国技と化している野球(ベースボール)があたかも、世の中のスポーツの代表であり、世界で最も人気のあるポピュラーなスポーツで有るのだろうという、井の中の蛙的な痛々しくもおもわず笑っちゃうような大きな誤解をしているのと似ているのかも知れない。
全世界で愛されているサッカー(フットボール)とは大きく異なり、世界のマイナースポーツである野球は主に北米と中米と東アジアでプレーされているに過ぎず、世の大多数では野球?なにそれ?的マイナースポーツであるゆえに、オリンピックの公式種目ですら無い訳ですが、歴史の成り行き上、スポーツ=野球!という不思議な通念が存在する我が国では、いまだに野球は世界のスポーツ、、WBCで優勝した日本は凄い!!ってな、独りよがりな認識に陥ってしまうわけです。
日本の携帯も、同様で、i-Mode凄い、世界一!的な認識をもっているのは当の日本ユーザーだけであって、世界市場においては、まったく鼻にもかけてもらえない存在であるのが、日本の携帯端末な訳で、、、。 技術力に溺れ閉鎖的な国内市場での独自規格開発や無駄な多機能付加による高い料金設定など権益維持に注力するあまり、気がつけば世界から完全に取り残されてしまった日本の携帯端末(ケータイ)。 日本の携帯市場がガラパゴスになぞらえられて久しいが、 世界の多くのユーザーは、携帯でテレビなんて見なくても良いし、音楽なんて聴けなくても構わないのに、全機種ワンセグ搭載、、なんてばかなことばかりして、無駄に高価で商品としての競争力も無くしてしまい、さらには、USIMカードのキャリア間のロック解除がいまだになされていないため、日本の携帯端末は非常に使いにくい状態のままなのである。 世界で一番普及している端末はノキア(フィンランド)製であるし、それに続くのはサムソン(韓国)製なのである、、。
携帯では音声通話が出来れば事足りるし、 いろいろしたいなら、iPhoneに代表されるスマートフォンを使うというのが世界の趨勢だ。 さて、携帯はもとより、自動車や、パソコンなどでもまったく元気の無い日本製品、、このままでほんとにいいのかねぇ? ワンセグなんていらない!もっと端末を安くして欲しい、、それが真のユーザーの声だと思うのだけれども。 ガラケーにしがみつく日本の凋落はまだまだ始まったばかりなんだろうね、、やっぱり。
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