30年の時を経て、いま再びカブトムシを採りに行ってみると、、。
1980年代、、ちびっ子の夏の娯楽といえば、カブトムシ採りくらい、、。 近くの柳の木や、栗の木など、、学校帰りに気になる木を見つけては小さな足で木を蹴りまくっていた児童期。 たまに、両親が車を出してくれて、郊外のあかるい水銀灯が輝く真夜中の吾妻小富士橋なんかを2往復もすれば、かご一杯にムシが取れたっけ。
それから十数年、、橋の水銀灯なんかよりも街の明かりや運動公園の明かりの方が強烈になり、木々からもムシの気配が消え、自身も虫取りをする年頃ではなくなり今日に至る。
今やカブトムシはペットショップやホームセンターで買うものになって久しいが、先日我が8歳、6歳のちびっ子が、近所の兄ちゃんにカブトムシの取れる木を教えてもらったらしい。 そこは、なんと自宅から徒歩5分の河原の柳の木、、、むかしから河川敷には柳の木が多く植えられていたが、僕らの認識としては、河原の柳の木には大抵、ムシは居ないもんだと思っていた。 ところがである、こんなに街中の河川敷の柳の木に、ムシ達がうごめいているのである、、、まじ? 僕らが現役の頃より、居るんじゃないか? しかもクワガタでなくカブトムシ、、。
存在が確認された以上、効率よく採取にあたろう、、夕方、ちびっ子達に蜂蜜を幹に塗るように指令。 そして翌朝、早起きした祖父と孫達が自宅至近のポイントへ、、見事に大量のカブトムシやノコギリクワガタをゲット!!。 なんだって、こんなに沢山居るんだろう、、、むかしは相当減っていたのに、、。
思い当たる、市街地におけるカブトムシの復権のシナリオはこうだ、、ペットショップで大量のカブトムシが販売される、、多くはペアである。 かならず一夏で死んでしまうカブトムシだが、飼育に用いたケース内の腐葉土(マット)には相当量の卵が産みつけられている。 その存在をあまり認識せずに、その辺に用済みの腐葉土を排気する親と子ども達。 かくして、市街地の至る所で卵はふ化、、、成虫は近隣の木々へ、、。 こんなところではないだろうか?
供給源はやはり、ペットショップ経由の販売個体だろう。 どどんから譲ってもらった幼虫から孵化した個体も合わせて、ケースの中は賑やか。 さて、この夏はこのムシ達を通して命の大切さを少しでも学んでもらおうと思う。
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Comments
河川敷のヤナギの木ってのは実は虫取りでの
最重要ポイントであるのだ。
有名どころだと関西でのヒラタクワガタ。
おいらもかつて荒地だったころの荒川河川敷にて
毎日友人たちとクワガタ採りに明け暮れていたよ。
更にカブトムシの繁殖力の強さ!
成虫は体も大きく、生存競争を生き残るには強く、
交尾可能になるまでの成熟期がクワガタが三ヶ月から
半年なのに対し、カブトムシはなんと10日程度。
幼虫は何でも食べてしまう雑食性を持ち、
最近では病気にも強い抗体をもっていることから
医学に転用できないか研究すら行われているという。
命の大切さを、生き物を飼育することで教えるって
いうけれどさ、結局子供のころに
羽をむしったり、ほったらかしにして衰弱死させたり
して、その当時は何とも思わなかったことが
大人になって心の片隅に後悔の念、良心の呵責といった事に変化して、いつまでも、一生自分をチクチクとつついていくことになる。
だから子供の時のふれあい体験が必要なんであって、
大人が
かわいそうでしょう?
逃がしてあげようね?
といって引き離すことではないのだな。
ということに最近気づいたよ。
Posted by: どどん | August 03, 2010 06:47 AM
かみきりむしやら、ちょうちょやらとんぼやら、、我が子が虫かごに採ってくるだろ、、んで、世話をするでも羽をむしっていたぶるでも無く、結局そのまま放置プレーで干涸びるわけだ。
おいおい、そりゃないだろうと、叱りつけるわけだよ、、そんならはなから捕まえてくんな! とね。
手を切るから、刃物は扱うな、やけどをするから火を扱うな!と母親は言う訳だよ、、確かに怪我はしないで済むが、良い歳になってから致命傷を負う訳だな。
だがしかし、過去のおイタが大人になってから、しくしくと痛むとして、まあそれがその人の成長の証で本人にとっては単なる甘酸っぱい記憶に過ぎないんだろうけれども、そこで傷つけられてしまった誰かにとっては取り返しのつかない過去になる場合も有る訳で、、そこんとこが難しい。
Posted by: ryu | August 05, 2010 01:45 AM