グッピー大量繁殖!そして誰もいなくなった、、。
バイクにしろ、亀の飼育にしろ、かれこれ5年以上継代しているメダカにしろ、映画好きにしろ、音楽好きにしろ、どっぷりとハマらずにほどほどで寸止めするのが信条の僕。そのおかげで、やり切った感とか燃え尽き感とかとは無縁ゆえに、誰もがバイクから降りたり、楽器を置いたり、かつて情熱をつぎ込んだものをあっさりと止めてしまう中、細々と一人楽しみ続けているのもまた真実。
増え過ぎたメダカを庭の壷では飽きたらず、奇麗なアクアリウム水槽でも飼い始めたのが事の発端。 いくら、流木を飾っても、洒落たライティングを施しても、メダカはメダカ、、、どうしたって地味。 ならば、メダカと一緒に熱帯魚も飼っちゃえということで、なんの知識もないまま、導入した一ペアのグッピー夫婦。 あれよあれよと言う間に大繁殖し、水槽の中はポケモンカラーも鮮やかな黄色と黒のツートンカラーのグッピーが恐ろしい勢いで増えまくる。 卵から孵るメダカに慣れていたせいもあって、突如として出現するグッピーの稚魚にはかなり驚かされた。
このまま、大繁殖を繰り返したら、どうしようもなくなると心配して、職場の先達に相談してみると、、”そのうち、血が濃くなって、弱ってばたばた死ぬから大丈夫、、”との事。 ”大丈夫”という日本語が適切なのかは理解し難かったが、なるほど、生物学に近い生業をしている僕としてもなんとなく理解し易い見解だ。
かくして、それから一年、、、あれほど賑やかだった、水槽のポケモンカラーのグッピー達は、いつしかばたばたと死んでいき、のこった数匹の子供達も、背骨が不自然に曲がったり、、明らかに形質が劣っている。 親近相関がなぜに法律で規制されているのか、、、その理論は20年以上前から理解しているつもりだったが、これほど現実的悲劇として種の保存と遺伝的多様性の重要さを目の前に突きつけられたのは初めての事だった。
遅まきながら、図書館で、、やさしいグッピーの飼い方、、なる本を立ち読んでみると。グッピーを飼育する場合には最低3つの水槽が必要なのだと言う。 ひとつは繁殖用、あとの二つはそれぞれ性別毎に親となる優れた形質も持つ次世代の個体を選別するためのものなのだそうだ。 そうか、、、ランダムに繁殖を繰り返して行くとあんな悲惨なことになるんだねー。 人間社会も、生存競争が厳しいけれど、グッピーもまた然り、、こりゃ、癒しのアクアリウムとはかなりほど遠く、僕には向いていないようだ。
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Comments
「親近相関」ってたぶん「近親相姦」じゃないですかね(._.?)
Posted by: k | December 16, 2010 09:34 PM
Kさん、ご指摘有り難うございます。
近親相姦ですよね(笑)。
Posted by: ryu | December 20, 2010 12:22 AM