避難した児童が、放射線量がより高い福島市の小学校に転入する矛盾
なぜか、福島原子力発電所から30Km以内にある退避区域よりも遥かに高い環境放射線量を誇る我が福島市。
当然、小学校のグランドの放射線量も、群を抜いて他地域よりも高い値で推移している。
4月6日に始業式を迎えた福島県内の小学校の児童、父兄の間で、原発事故が深刻さを増す中での通学開始の県教育委員会の判断に不安が高まり、それを緩和するために県内小学校等の放射線量測定データが公開された。
その結果がまた、非常に不安を煽るもので、グランドの地表から1mの位置で約4-5uSV/Hrと福島市は飛び抜けて高く、直ちに健康に被害はないとしても、半径20〜30キロの屋内退避区域である南相馬市の小学校が1-2uSV/hrであるのに対し、福島市中心部の小学校が4-5 uSV/hrと圧倒的に高い。
ぶっちゃけ、退避区域近くの小学校よりも原発から61Km程も離れているはずの福島市内の小学校の方が5−10倍近く高い放射線量であるわけで、わざわざ、退避区域から逃れて来た児童が、屋内退避区域よりもはるかに放射性物質の多い福島市の小学校に転入せざるを得ないのは、かなり不合理に見える。
しかし、実際のところ、退避および避難区域の設定は炉心溶融、再臨界による短時間の直接的な外部被曝を恐れてのことだから、その点では適切だったと思う。 しかし、今後は安全安全と言われ続けながら、この約一ヶ月もの間、昼夜を問わず一時間毎に確実に被爆線量を稼いできた福島市民や飯館村民の累積被曝量の深刻さが、あらたな退避範囲を決めて行くことになるだろう。 その時になって、えーそうだったの?と目を丸くする事の無いようにある程度の覚悟をもつ必要があるのかもしれない。
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