« やっぱりブルーが素敵でしょ、無事に免許更新!!河相我聞主演「奪われた命」 | Main | さらなる放射線被曝許容基準引上げへ、、誰のための基準なんだろ »

April 27, 2011

児童を守ろうとする郡山市、子供を犠牲にして事なかれ主義を貫く福島市、、小学校の放射能汚染、いち早く土壌改良に動いた郡山市

 未だに避難区域よりも高いレベルの放射線量を誇る福島市と郡山市。中でも、問題なのが小学校をはじめとする子供達の生活の場の放射能汚染だ。福島市の中心部の小学校は、一般人の年間許容被曝量を10倍以上上回る高さで、多くの父兄は”問題在りません、、安全です”を繰り返すばかりの行政と市教委に不信感を募らせ続け、すでに相当量の累積被曝量を負っている我が子達を前に、なかばあきらめの境地。
なぜ、一般の住宅街や市街地、路上に比べて公園や学校の環境線量が高いのかといえば、それはそこに放射性物質を吸着してやまない土壌が存在するからで、現在の空間線量の殆どは3月15日に放出されFall downした地面の土壌に含まれる放射性セシウムによるものだろう。 
 雨や風が吹けば洗い流されるアスファルトやコンクリートの路上と違って、地面や植物に降り積もった放射性物質は物理的に除去しない限り、そこから無くなる事は無い訳だ。 そんなわけで、以前から小学校で屋外活動を制限すると騒ぐ前に、とっとと校庭の土の入れ替えによる土壌の除染をする以外に何もすることはないのに、なんで早く着手しないのだろうか?まさかそんなことすら理解できていないのだろうか?、、とこれまた多くの父兄が思っていたのだが、結局福島市は動かず、、そうこうするうちに、ようやく郡山市が放射性物質に汚染された校庭の土壌の除去を開始することを決定。 いつだって、福島市はただぼーっと思考停止で上からの指示を待つだけ。 始業式の延期だって、周りが動いて始めて、それに追従しただけである。 能動的に物事を判断する事が出来ないただの御用使いと見られても仕方が無い状態。 現場の教職員の方々は意識も能力も高い方が揃っているはずなのに、自分達が預かる子供達の健康と将来を気にやんで仕方ないはずなのに、上の指示待ちをせざるを得ない公務員という立場にあるだけに、企画立案部署の無為無策を抱えては、はなはだ気の毒としか言いようが無いし、なによりその地域の学校に通学せざるを得ない子供達とその父兄にとっては迷惑きわまりない。 
 おそらく、村意識丸出しの福島市の事だから、郡山市が校庭の土壌改良に無事着手したあたりで、遅まきながら事の是非や意義を問う事も無く単に足並みをそろえるためだけに重い腰を上げて土壌改良を始めるのだろうけれど、一日だって一時間だって子供達の被曝を減らしたいと思うならば(もっとも、まったく思ってない事は確かだけれども)、ぐずぐずせずに郡山市なんかよりも早く、さっさとやる事をやって欲しいと思う。 それとも、これまで同様に父兄の集中砲火的な苦情を浴びないと、何一つ能動的に動こうとはしないのだろうか? 福島市の児童の父兄は、放射能汚染が怖いのではなく、自らの保身を全面に打ち出した某市教委や市や学校トップの無知無為無策が恐ろしいだけなのだと思う。 そこに信頼するに足る情報収集能力と事態把握分析能力があるならば、多少環境放射能が高くても、安心して学校に通わせる事が出来ると思うのだが、、。 もっとも、除去した土壌の処理の問題や予算の問題等課題や障壁は大きいと思うが、そもそも子供達のために困難に立ち向かおうとする姿勢すら見えないわけで、、。 県や市、教育を監督する立場にある組織には、能動的かつ自立的な判断に基づいた迅速な対応を期待したい。

|

« やっぱりブルーが素敵でしょ、無事に免許更新!!河相我聞主演「奪われた命」 | Main | さらなる放射線被曝許容基準引上げへ、、誰のための基準なんだろ »

育児」カテゴリの記事

原発事故放射能被曝」カテゴリの記事

Comments

それでいて、郡山は除去した土の廃棄場所を確定していなかったものだから、そこでトラブルを起こしている。

更に、いま削ったとしてもどうせまた積もるのに、無駄なことをしている、なんて意見まで出ている。

あの頃よりは、かなり放射線量も低くなってきているから土壌を削るのも効果はあると思うが、廃棄場所は原発周辺以外にないだろ。

まあ、そういうな。浜通りの人間に比べたらはるかに前を向いて歩いている地域だと思うぞ。
歩みを止めた結果が今回の原発事件につながっていると言っても過言ではないからな。

Posted by: どどん | April 30, 2011 06:48 AM

最大の被爆者の福島県民自体が地元産業に気を使って風評被害、過剰反応だなんて足枷を付けられて、ほんとに危険なことを危険だと言えなくなっている。村社会もいいところで、おかしな話だよ、、そんなところで忍耐強さを示さなくてもいいのに。福島市には、郡山や伊達市のように、さっさと校庭の土をさらってトラックに積んで原発に向かうぐらいの気概と茶目っ気のある校長先生は居ないのかね? イナ妻も馬鹿なトップダウンに従うしかない公務員としての立場と、公共の福祉のためにリスクを負わされる児童の親としての立場のギャップを埋められずにいるな、、。来週土曜日には、学校のドブさらいに行ってくるよ。馬鹿相手に、僕が親として出来るのはそのくらいだからね。

Posted by: ryu | May 06, 2011 01:57 AM

市長が真性バカだからです。原発事故発生から一週間市民に対して何のメッセージも発せず沈黙していました。安全地帯に逃げていたとの噂もあります。

Posted by: アルデバラン | May 18, 2011 08:18 PM

アルデバラン様コメントどうもです。
ほんとその通りですよね。他市町村が独自の判断でいち早く除染等の対策に動く中、福島市だけが思考停止の指示待ち状態。ほんと、税金払ってるのが腹立たしいですね。

Posted by: ryu | May 19, 2011 12:54 AM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 児童を守ろうとする郡山市、子供を犠牲にして事なかれ主義を貫く福島市、、小学校の放射能汚染、いち早く土壌改良に動いた郡山市:

« やっぱりブルーが素敵でしょ、無事に免許更新!!河相我聞主演「奪われた命」 | Main | さらなる放射線被曝許容基準引上げへ、、誰のための基準なんだろ »