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October 10, 2011

猿の惑星 創世記(ジェネシス)、、まあ、丁寧に造ってはあるけれど

言わずと知れた、SF界の金字塔である”猿の惑星” その、Missing ringとも言うべき、如何にして猿が人間を支配するに至ったか?という最大の謎を解くべく作成されたのが、本作”猿の惑星 創世記(ジェネシス)”である。

実写版、宇宙戦艦ヤマトと同じように、、かなりヤバい雰囲気を感じながらも、どうしてもおさえておかねばならない作品である。 猿の惑星は、とうの昔から僕のDVDコレクションに加わっていたがのだが、4歳から12歳の4人の我が子達は、未見である。 あらかじめ、ちびっ子達に”猿の惑星”を予習しておいてもらう、、オリジナルは小さな子が観ても、結構見応えがあるようで、はやく”猿の惑星 創世記(ジェネシス)”を観たいと大盛り上がり。
かくして、吹き替え版が観られる地元のシネコンへ出陣!!、、家族で劇場に行くのは仮面ライダー以来、4ヶ月振り、、父と子供4人で5800円也、、む、高い。 ”はやぶさ”はホームシアターで観る事にしよう。

で、”猿の惑星 創世記(ジェネシス)”、、緻密なCGで主人公の猿、、シーザーの心情をうまく表現出来たのが、本作の強みではあるし、そのストーリーもしっかりとした科学考証と破綻の無い展開で見事に、”猿の惑星”で、宇宙船が出発してから、不時着するまでの間に、なにが起こったのかが丁寧に描かれている。 だがしかし、だがしかし、、結局、ストーリーの着地点ははじめから明らかになっているという宿命を背負っているが故に、オリジナルの猿の惑星のような、カタルシスは到底得られないし、見終わった後にも、、”ふーん、なるほどね、、”といった程度の感想しか出てこない。  つまり、猿の惑星のMissing ringについて、非常に整合性がとれた丁寧な説明をしたのが、本作 ”猿の惑星 創世記(ジェネシス)”であって、それ以上でもそれ以下でも無いのだ。 ま、観ない訳にはいかないけれども、観なくても良いかもねー、、という感じ。 特に残酷シーンもなく、怖いシーンも無く、、オリジナルの冒頭で冬眠装置破損のために干涸びてしまった、女性飛行士の姿に、泣き出してしまった末っ子も、本作は怖がらずに楽しめたようで子供達の評判は上々でした。

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