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November 24, 2011

福島原子力補償相談室に電話してみた、、すると。

避難指定区域以外でも、福島市民は活動の制限、自主避難、二重生活、事故直後の緊急脱出など相当の被害を被っている。
さらには、健康被害が明らかではないとはいえ、放射性物質が家屋、庭、周囲の環境にまき散らされ、検出可能な状態で汚染されたことは明らかである。  ペンキ屋さんが誤ってペンキを周辺住宅にまき散らしてしまったとしたら、どうだろうか? 当然、汚染した各戸に対して謝罪をし、相当の補償もしくは除染をするはずだ、、”ただのペンキですから健康被害はありませんので補償の対象にはなりません! ペンキが多少ついていても癌にはなりませんから御心配なく、あまり心配する方が健康に悪いですよ、気にしない気にしない”
なーんてことは、絶対に言わないしそんな理論がまかり通るはずもない。 

なのに、東電だけは特別のようで、福島市を汚染しておきながら、しかもガイガーカウンターで明瞭に定量的にその汚染度が測定出来て、事故との因果関係も明確であるのに、”うちの原発、、爆発しちゃいまして貴方のところに放射性物質、、結構たくさんくっついちゃいましたけどすぐには癌にならないからいいでしょ、、ほら、法令的にも基準値以下だし、、直ちに健康被害は無いんですから、補償の対象にはなりませんよ” 的なあり得ない態度。 健康被害があろうがなかろうが、汚したものは奇麗にして謝る!それが当然じゃないのか!?

だんだん、むかっ腹が立ってきて、どうなってるんだと福島原子力補償相談室に電話してみた。 ”たいへんご迷惑を御かけしております、こちら福島原子力補償相談室 担当**です” と若い女性の声、、しまった、コールセンター戦略だ、、こうなると、別に担当の**さんが悪い訳でも何でもないし、彼女にこちらの要望をどうこうする権限もないことは明らかであるから、相談者はその矛を収めるしか無い。 結局、彼女の話はこうだ、、、避難区域以外の自主避難は対象外、家屋の損害は避難区域内ですら対象外、、なんだってさ。 わかってたさそんなこと、、でも、そんなことが許されていいはずは無い、、この怒り、担当の**さんに向ける訳にはいかない。 

もっとも、自主避難その他の取り扱いについても議論中だというところだろうけれども、そうこうしているうちに僕ら福島市民は、請求に必要な領収書や記憶、物的証拠などを次々と失い、いざ補償しますよ!なんて言われても、もうなにもかもうやまうやになってしまうのだろうね、、ま、未曾有の人災だからまず財源ありき、、その限られたパイをどう配分するかの問題になるわけで、そうなるとま、目に見えない放射能問題を抱える福島市民なんて泣き寝入りする以外にないことも明らか。だって、すぐには健康被害が無い訳だからね、、仮に数十年後次々と今の子供達が健康被害に苛まれたとしても、数十年も昔の福島原発事故との因果関係を立証する事等もはや困難であるしすでに過去の問題となってしまっているから補償など得られるはずも無い、、世の中、不条理だからこそ、なんとか回っていくといういい典型だ、、、農業観光立県だから放射能問題をタブー視して議論を避けたい気持ちは解るけれども、いましっかり被害者としてアピールしないと、あとでは取り返しがつかないのに、がんばっぺ福島!なんて気楽にいい子ぶっているんじゃどうしようもないだろう。 社会が支援してくれようにも当事者がこの調子じゃねえ、、。 自分も含めてこれで少しは大人になるかな?福島市民。 
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http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei/article/3626

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