切腹 海老蔵は仲代達矢を越えられるのか?
切腹 (seppuku) 1962年に公開されカンヌで賞賛を浴びた名作。
主演は仲代達矢、敵役が三国連太郎、マドンナ役は岩下志麻と超豪華。
寛永7年。平穏な時代を迎え、職にあぶれた浪人達が、大名屋敷の庭先を訪れ、切腹を申し出る寸借詐欺が流行していた。 名も知らぬ浪人の血で屋敷を汚されては一大事と、幾ばくかの金や仕事を与え追い払ううちに、それを目当てに切腹等さらさらする気もないお金目当ての浪人が増え、社会問題となっていたのだ。
そんな折、井伊家の屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人が切腹をさせて欲しいと訪れる。津雲半四郎の真の目的は?粛々と切腹の準備が整えられる中、介錯人を指名する津雲、、3名を指名するもいずれも病欠で不在だという。 そして井伊家と津雲半四郎の間に秘められた驚愕の過去が明かされる。
脚本勝ち、さらにはモノクロな映像が本作の持つ緊張感をさらに際立たせる、迫力が平成作品とは段違いだなー。 もちろん武家社会を告発するメッセージは互いに自分達の非を棚にあげてのものなのでどうでもいいけれど、エンターテインメントとしては見事に成立しているので結構、見応えがあり楽しめる作品。 そういえば、海老蔵と瑛太のダブル主演で松竹で”一命”としてリメイクされて今公開中のはず、、あまり話題になってないところ見ると、いまいちなのかな?でも、比較検討してみるのも楽しそう。 オリジナルの切腹は肌のつるつるな三国連太郎や岩下志麻の若かりし頃の美貌も目に出来る貴重な作品。 そういえば、切腹ネタつながりの松本人志監督作品 ”さや侍”も同じ松竹だったよね。 このところ、不振つづきの松竹だけれど、救世主はなんと”けいおん”なんだとか。
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