福島市自宅周辺、線量上昇”放射能と子ども達”自宅屋内での線量比較をしないと意味が無いのでは?、、2012年2月
週末避難も兼ねて東京のおばの家へ早朝午前3時に旅立った我が妻子、、。
残された、じいさんと僕は、冷蔵庫の奥で干涸びたキムチをおかずに、肌寒い朝食兼昼食。
どうにもこうにも、上がらないモチベーション、、どういうんでしょうか、日々の業務はもちろん頑張る訳だけれども、業務外の諸々の取り組みに一歩踏み出してくだけのパワーが出ない。
それは、福島原発被災地の子育て世代の友人達も同じようで、、音楽活動なり、アウトドア活動なり、無理矢理自分達を盛り上げてかろうじてもろもろのバランスを保っているというような状況。 簡単にいえば、カラ元気だしまくってなんとかやってるってところ。
いよいよ、妻子避難に伴う一家離散が長期化するにいたって、法的にも家族が崩壊してしまう知人もちらほら、、。 こういうの、賠償とかそういう問題じゃないよね。 晩発性の発癌ばかり注目されているけれども、セシウム等の心筋への取り込みなどによる心筋炎、心不全、不整脈などの非悪性疾患も増加する事は知られているところだし、精神的ストレスで内臓疾患を患う人も数多いと思う。 実際、僕も胃が痛い日々、、もっとも、先日の健診ではツルツルすべすべの言うところ無しの奇麗な胃粘膜だったのだけれども。
暫くは、もう放射能について考える事すら嫌になり、自宅周辺の測定もしてなかったのだけれども、久しぶりに測ってみると、自宅内は0.4-0.8 uSV/Hr。 木造はほとんど遮蔽効果なんて無いもんね、、鉄筋コンクリート造のマンション住まいの知人宅はどこも、0.02-0.1程度とかなり遮蔽されている。 現実問題として、福島市は南相馬の多くの地域よりも遥かに放射線量が高いし、福島市でもっとも高線量である渡利地区のマンション内よりも、その他の地域の木造家屋内の方が線量は高いわけで、、。
新聞紙上やネットで報告されている放射線量の低すぎる数値には非常に違和感があるのだが、本来は人生の多くを占める睡眠時間を過ごす自宅内、家屋内での線量測定をもとに、退避や除染の区分を検討することが合理的なのだと思う。 ちなみに、庭の2.0uSV/hrに比較すればかなり線量が低かったはずの我が家の裏側の軒下の線量、、年末までは0.3uSV/Hr程度だったのだけれども、現在は0.5uSV/Hr以上へ上昇中。 きっと、洋瓦の放射性物質がだんだん軒下に落ちてきているのだろうね。 となると、どのタイミングで土壌除去を行うべきか微妙、、ていうか、瓦をすべて除去してふきかえるのがまず第一歩であることは明白なんだけれども、費用がねえ、、そんでもって、せっかく大金かけて瓦を替えたって、また漏れちゃいましたなんて言われた日にはねえ。
てなわけで、身動き出来ない状況が続いています。
友人から貸してもらった書籍、”放射能と子ども達”自らが8歳の時の広島原爆被爆者であり、広島医師会会長でもある著者が、チェルノブイリから福島まで2011年12月までの最新データをもとに、世界的視点から現在の福島とその問題点を客観的に考察。 政府の御用きき学者の妄信的な安全キャンペーン本でもなく、反原発派による恐怖煽動型のパニック本でもなく、良識ある専門家の客観的なアドバイス本でした。 具体的な対策や、他国の酪農家の取り組みなど非常に勉強になる内容でした。
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