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April 2012

April 20, 2012

新聞に掲載される福島の空間線量が現実を反映していない件について、、そこまであからさまにやらなくても。

 福島市、、、新聞に掲載されている近頃の各所の空間線量は0.2-0.5 uSV/Hrと、実際よりもかなり低い数値である。リアルに福島市で暮してる多くの人々は身近の空間線量とのあまりのギャップに当惑している。 観光および農業、漁業を生業としている福島であるから、対外的に、福島の放射線量が高い事を出来るだけ隠したいという気持ちは解るけれども、その辺の公園に出て行って、設置されている常設線量計の表示をみれば、0.9−1.5uSV/ulの間であることが多いわけで、どう見たって意図的に低い空間線量を抽出して発表しているんじゃ?と疑念を禁じ得ない。福島では放射能安全安心キャンペーンを一生懸命やってる訳だし、正直にありのままの線量を(もしくは現実を反映している測定箇所の線量を)掲示するわけにはいかないのだろうか?
 実際、対外的な発表の基準となる線量計の周囲だけを除染して見かけ上の空間線量を下げている箇所も有るし、とある公共施設敷地の測定では、測定基準があるにも関わらず、普段より高い数値が出てしまった日には、なにかと面倒なことになるのを避けるためなんとか工夫して低いところを選んで測定して、変動を補正しているところもあるので新聞発表の福島の放射線量データーは、福島であって福島ではないまったく別世界と言えるかもしれない。

肥満、喫煙等他の強力な健康リスク因子によるマスク効果と統計学の限界によって生み出された”年間100msVまでの被曝は安全”という新たな”安全神話”。 福島の子ども達、、福島に住み続けるのであれば、このままだと100msVなんて軽く越えちゃうんですけど、、ほんとに良いんでしょうか? まあ、100msV越えても、気にしないとしても、空間線量0.6usV/hrの我が家では4日暮すと一枚のレントゲン写真を撮った事になる訳ですが、10枚ー20枚くらいなら、ま、気にしないけれど、さすがにこれから何年も4日毎にレントゲンを撮られ続けるというのは、普通の人間なら、いや放射能安全説を唱えるえらい先生方だって、抵抗あるんじゃないでしょうか。 どうなんだろ、、。

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April 06, 2012

十三人の刺客 松方弘樹の殺陣がハンパない

役所広司主演の十三人の刺客。
忍たま乱太郎をはじめ、このところ時代劇づいている三池崇史監督の時代劇作品。
エンターテインメントに徹する作風は、本作でも健在で、ラストの怒濤の殺陣シーンに向けて、物語は軽快に進んで行く。 敵役のボスを稲垣吾郎が怪演し、役所広司演ずる主人公のライバル役に市村正親を配するなど、キャスティングは鉄板! さらには、沢村一樹、山田孝之、伊勢谷友介等中堅が物語を固める。
ようするに真剣による切り合い合戦を描きたいがためだけのアクション大作であるわけで、そのクライマックスの構成や舞台設定は、北村龍平監督のあずみに酷似している。 少数対多勢の戦いを効果的に描くには、おのずと舞台設定も限られて来るのだろう。 もちろん、あずみにしても、この13人の刺客にしても、アクションシーンは派手なVFXや爆発シーンが彩りを添えている訳だけれども、あくまで時代劇アクションの肝は殺陣、、すなわちチャンバラの個人的技能によるところが大きい。

近年の時代劇ものに共通するのは、若手主演陣の殺陣の技術の貧弱さ、、かならず時代劇大作には、その道のベテランが一人は配されているのだけれども、それらのキャストと比べると、その差は歴然。 本作でも、殺陣シーンで一人気を吐いていたのが、松方弘樹その人であった。 ストーリー上は、役所広司が主演であるし、ビジュアル的には山田孝之がメインキャストであることには違いないのだけれども、一番の見どころのアクションシーンでは、松方弘樹、、この方の存在感が際立っている、、というか、別次元に逝っちゃってる。 さすが、時代劇全盛の俳優さんだけあって、すごいね、、松方弘樹の殺陣をみるだけでも十分価値ある作品。

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