キリン まさかの実写映画化! 東本昌平 キリン POINT OF NO-RETURN
キリン まさかの実写映画化! そのアナウンスには目が点になりました。 くたびれた中年ライダーのバイブル的存在、、いやいや、そもそも当時は、血気盛んな全てのバイク乗り達の心をわしづかみにした、バイクコミック 東本昌平 キリン POINT OF NO-RETURN ですが、連載当時から歳月は流れ、当時の読者も、作中の主人公であるキリン同様に、歳を重ね、家族を持ち、仕事でも責任ある立場となり、バイクに乗り続ける意味を深く考え続けざるをえない時期に当たる方が多いのでは無いでしょうか?
かくいう、自分も、当時のバイク仲間はほぼ全て、バイクを降りてしまっているのが現実です。 もともと安全運転の私ですが、もらい事故による死亡率が高い現状を考えると、これまでを振り返れば、よくまあ生き残ったなーというのも偽りの無い事実でして、職務上、家庭上、、死んだり、大きな障害を残す事態は極力避けなければという切実な思いも強く、とは言え、乗ってる限り、バイクに乗らないあちら側の方々からすると圧倒的にリスクが高い訳で、家族や仕事を思えば、バイクを降りるのが最善の道であることは明らかな訳です。 通勤で車に乗り込む度、シートベルトやエアバッグ、キャビンを保護するフレーム構造や、衝突時に運転者の足を守るため自動で後退するフットペダル等の四輪車の持つ優れた安全装備を目にする度、、シートベルトはおろかむき出しの生身を晒してバイクで走る自分とのギャップに、なんだか笑っちゃう程です。 降りた方が良いに決まってるのに、バイクに乗る、、、視力や体力も徐々に落ちて行く中で、自分と情熱との折り合いをどのように着けて行くのか、、バイク乗りにとっては永遠のテーマかも知れません。
いろんなライダーの想いを受け止めるように、愛された東本昌平が描いた”キリン” 1997年から2000年までのその初期作品はいまでもライダーに深く愛されています。 そんな、ニッチな部分をマーケティングが見逃さなかったのか、ここに来てまさかの映画化、、、。 主演は真木蔵人、監督は湾岸ミッドナイト等でカーアクションものへの関わりが深い大鶴義丹。
僕たちの愛した”キリン”その中でも一番輝いていた初期のPOINT OF NO RETURN!が、10数年の歳月を経て、実写化されました。 大切な作品なんで、多くの方々の想いを受け止められる出来であることを祈るばかりです。
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こちらは原作、、、、。
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実際、実写映画版を観てみて感じたのは、かなりキャスティングや車両、カメラアングルに至るまで原作を尊重した造りになっている事。 想像よりはかなり、良心的に製作されていると思いました。 今回の作品は、佳境のデカ尻女(ポルシェ 911)とのラストバトルの直前まで、、続きは、今後の売り上げ次第で、、という事なのでしょうか。 かなり気になりますね。
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