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April 18, 2015

インターステラー お子様には敷居の高い物理学系SF大作

 小学校3年生になる末っ子が、宇宙兄弟を入り口に宇宙ものが好きになり、ゼログラビティやらなんやらを結構観始めた昨今。 面白そうなのは無いかなーと、レンタルしてきたのがこの ”インターステラー”
しかし残念ながら、末っ子が観る前に返却期日が来てしまい、ひとり父親が観る羽目に。
 タイトルのインターステラーってなんなのか、よく解らないけど、観てりゃ解るかもと、ホームシアターで上映開始。
牧歌的なアメリカの広大な農場を舞台に物語は始まる、、、先日、ちびっこが喜んで観てたアストロノーツ ファーマーとちょっとダブる。


同じように、農業を営むおじさんが宇宙を目指す物語なのかな??と思わせといて、実際その通りなんだけれども、このインターステラー、、実は、この農場のおじさんは、実際にプロの宇宙飛行士の経歴を持っていたのだ。
エリートであるはずの宇宙飛行士がなぜ、畑でトウモロコシを育てているのか???一瞬あたまが混乱するのだけれども、そこで舞台背景が徐々に明らかになる。 高度成長期を過ぎた地球、、、右肩上がりの人口増加、技術開発競争は過去のものとなり、社会全体が老いて終焉を迎えようとしている地球が舞台なのだ。無尽蔵な資源の浪費を招いた技術開発や経済競争は忌み嫌われ、NASA は解体、、エンジニアは失業し、食料の確保が最優先となっていた。 しかし、疫病の蔓延により植物、作物は枯渇、、食料不足とCO2貯留のため人類は滅亡に瀕していた。
 秘密裏に、再結成されていたNASAでは、人類の宇宙への植民計画が立ち上がるが、銀河系に居住可能な惑星は無い、、別な銀河を目指して、農業から飛行士へ復帰した主人公は、反対する娘を残し再び宇宙へと旅立つのだが、、。
 とにかく、本格的な宇宙ものであり、格調高い緻密な映像と音響には痺れてしまう。 序盤こそ、ナイトシャラマン的なサスペンス風味もあるけれども、その後は質実剛健なSF。ワームホールを利用したワープ等、好きな人にはたまらないギミックが満載である。 宇宙に旅立った超高速飛行をしている人物にとっての1時間が、地上に残った人物にとっては7年に匹敵するなど、ウラシマ効果による時間軸のズレも効果的に描かれていて、”ほしのこえ”や”トップをねらえ!”等の日本のアニメーション作品で御馴染みの泣きポイントもあり。 あらためて、日本の子供向けアニメって凄いなーと感動してみたり。
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別な宇宙に旅立った父と、地上に残った幼き娘の、時空を超えた生存への闘いが、美しい宇宙叙事詩となって描かれる。 鬼才クリストファーノーランの繰り出す、新機軸の宇宙もの、、。 子供には、ちょっと敷居が高いけど、なかなか楽しめました。 ちなみに、インターステラー(Interstellar) ってのは ”惑星間 ”って意味なんだね、初めて知りました。

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