作家 加納朋子さんが記した一線を画す急性骨髄性白血病の闘病記
多くの癌が、共存を前提に語られることが多くなった現在においても、なお、強烈な負のイメージを拭う事の出来ない病、、白血病。その罹患率10万人あたり6.3人。
これまでも、多くの闘病記や、患者さんご本人のネット上のブログなどが記され、この白血病と向き合わざるを得なくなったご本人やその方に関わる多くの方の関心を集めています。闘病記に良いも悪いもあるはずもありませんが、これまでやむをやまれず多くの白血病にまつわる闘病記を読ませていただいていた私が注目していた白血病闘病記があります。
患者でかつ書き手になった方は、急性骨髄性白血病に突如として見舞われた著名な小説家、加納朋子さんです。
普段小説をあまり読まない私でさえ、”7人の敵がいる”や映画化された”ささらさや”などの彼女の作品は知っています。それだけに、彼女がこれだけの大病を患っていた事にも衝撃を受けました。さらにその”無菌病棟より愛をこめて”と題された闘病記を読んで、白血病と向き合う患者さんやそのご家族、そして其の方々をサポートする看護師、医師など医療者にとっても、資するものがある作品だと思いました。 おなじ病気、同じ中心静脈カテーテルの挿入、つらい骨髄検査、寛解導入療法等、、巡る風景はおなじでも、切り口や視点や語り口が異なると、また違ったものが見えて来る訳でして、、淡々と、でもなぜかおかしく、軽妙だったり、、やはり職業人なんだなと。つらい病、体験や感情を共有することで少し前向きになれることもありますよね。
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こちらは電子版
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