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November 2015

November 03, 2015

エイリアンを4作品いっきに、、エイリアンアンソロジー

娘のリクエストで立ち寄った萬斎堂書店。
中古の映画DVDを物色して見つけたのが、エイリアンの全4作品のブルーレイセット。エイリアンアンソロジーブルーレイセット。
3000円と、や、、安い!! 帰宅して早速鑑賞、、21時から観始めて、小学生の末っ子を除く全員が意識消失。第4作から観始めたのがマズかったかな。 思えば、このエイリアン。監督群も第1作目が巨匠リドリースコット、第二作目が納得のジェームスキャメロン、第三作目はこれまた吃驚のディビッドフィンチャー、、そして極め付けは第4作のジャンピエールジュネ。 薄暗い中にも色彩感覚あふれる街角や地下世界を描くのに長けたフランスの鬼才ジャンピエールジュネが最も遠い領域と思われるハリウッドのSF大作を造ったら一体どうなっちゃうんだろうという興味が一番の購入の動機でしたが、これだけ、優れた稀代な監督群がシリーズに名を連ねている作品は滅多にありません。それだけ、このエイリアンという作品が多大な吸引力を持っていることがわかります。4作品いっきに観れるとなると、このエイリアンという素材を各監督がどのように料理するのか?それぞれの解釈や描写、演出の違いが一目瞭然になることから、その楽しみ方は何倍にも広がる訳でして。 結論から言えば、やはりエイリアンはエイリアン、、第1作がどれほど優れていたかがよくわかりました。 もはや、新品では入手困難となりプレミアが付いてきているエイリアン アンソロジー4作セットのBlueLay、見つけたら即ゲットが正解です。


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北野武監督作品 龍三と七人の子分たち

北野武監督が描く、お爺さんによる、お爺さんのための、お爺さんが活躍するアクションコメディ。
十八番のソリッドなバイオレンスアクションから抜け出そうと、もがき続け、いまひとつ精彩を欠く最近の北野武監督の新作。
可もなく不可もなく、めちゃくちゃ痛快というわけでも無いので、普通の作品。
ベタな笑いは健在です。 お爺さん萌えする方にはオススメ。

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気持ちいいくらいに動かない主役機、、パトレイバー首都決戦

コミックスを原作に、これまで永きにわたり数々の優れたテレビ版や劇場版が創られてきたパトレイバーを題材に、日本が世界に誇るアニメーション作家 押井守がおくる実写作品。
そもそもが、アニメーションの世界に氾濫する二足歩行ロボットの非現実性、非合理性を提示する観点からつくられている本作では、主役機であるはずの二足歩行ロボット、レイバーが全く活躍しないどころか、ほとんど動くことすらないのがとても気持ちいい。 それでも全7章を経て制作された長編版の本作では、いよいよ主役機のレイバーがほんの少しだけ動く。 それでいい、、それでいいと本当に思いました。 起動時間はわずか3分、、戦闘機としては、全く合理性の無い不器用なレイバーが、敵の戦闘ヘリに面白いように撃たれまくりながら、迎えるラスト。 実写になるとどうしてもその冗長なカットが間延びの原因になってしまう押井守監督ですが、さすがに戦闘ヘリの緻密な描写と戦う女性を描くシーンでは、鳥肌が立つほどの様式美。 その数シーンを観るだけでも、まあいいのでは無いでしょうか。
https://youtu.be/Zdz1tkIwnPg

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