気持ちいいくらいに動かない主役機、、パトレイバー首都決戦
コミックスを原作に、これまで永きにわたり数々の優れたテレビ版や劇場版が創られてきたパトレイバーを題材に、日本が世界に誇るアニメーション作家 押井守がおくる実写作品。
そもそもが、アニメーションの世界に氾濫する二足歩行ロボットの非現実性、非合理性を提示する観点からつくられている本作では、主役機であるはずの二足歩行ロボット、レイバーが全く活躍しないどころか、ほとんど動くことすらないのがとても気持ちいい。 それでも全7章を経て制作された長編版の本作では、いよいよ主役機のレイバーがほんの少しだけ動く。 それでいい、、それでいいと本当に思いました。 起動時間はわずか3分、、戦闘機としては、全く合理性の無い不器用なレイバーが、敵の戦闘ヘリに面白いように撃たれまくりながら、迎えるラスト。 実写になるとどうしてもその冗長なカットが間延びの原因になってしまう押井守監督ですが、さすがに戦闘ヘリの緻密な描写と戦う女性を描くシーンでは、鳥肌が立つほどの様式美。 その数シーンを観るだけでも、まあいいのでは無いでしょうか。
https://youtu.be/Zdz1tkIwnPg
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