アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
僕の人生でかつてこれほどまでに、パン売りの少女のパンが早く売れることを心から願ったことがあっただろうか、、。
無人機時代のミニマムな軍事サスペンスの秀作。単純な設定の中、紛争地帯のパン売りの少女の運命を巡って、無人機を操るパイロット、軍、各国政府の思惑が激しく交錯する。
真に守るべきものは何か??老若男女問わず、少女のパンが売れる事を激しく祈りながら問答無用で手に汗を握る作品。 邦題は本作のほんとを伝えきれてません。
#世界一安全な戦場
僕の人生でかつてこれほどまでに、パン売りの少女のパンが早く売れることを心から願ったことがあっただろうか、、。
無人機時代のミニマムな軍事サスペンスの秀作。単純な設定の中、紛争地帯のパン売りの少女の運命を巡って、無人機を操るパイロット、軍、各国政府の思惑が激しく交錯する。
真に守るべきものは何か??老若男女問わず、少女のパンが売れる事を激しく祈りながら問答無用で手に汗を握る作品。 邦題は本作のほんとを伝えきれてません。
#世界一安全な戦場
2005年のフライ,ダディ,フライ から、アクションへの覚醒を果たしたV6 岡田准一氏。
それまで、アイドルとしても特に目を引く存在でもなかった彼のその作品を目にした時から
そのアクションポテンシャルの高さ、俳優としての存在感に着目していました。
愛する娘が格闘技の猛者である男子高校生に暴行を受けたことをキッカケに、それまでうだつの上がらなかった平凡な一人の父親が、男として父親としての威厳をかけて、格闘技修行に励み対決を果たすという、面白くないわけがないプロットを、うだつの上がらない父親役に元JAC(ジャパンアクションクラブ)所属という異例な経歴をもつ俳優 堤真一が、そして、その格闘技指南役として謎の青年 岡田准一が演じたこの作品もまた、優れた映画でした。
アクションの場に身を置いていた経歴をもつ堤真一と本作で出会った岡田准一は、それまでに抱いていた自らのアクションへの熱意を一つの作品へと昇華させることに成功します。 それが、堤真一とタッグを組んで制作した SP シリーズ。 深夜帯の小規模なテレビシリーズから徐々に火がつき、最終的には劇場二部作という思いもよらない展開に至ります。
カリをはじめとする、近代格闘技に精通した岡田准一のアクションは、行き詰まる接近戦をよりリアルでスピードのあるものとする事が可能で、これまでの格闘アクションの概念を超えた動きに注目が集まりました。
以降、図書館戦争シリーズなどを経て、満を持しての木村大作監督初となる時代劇作品、散り椿への主演。
時代劇の殺陣なのにマウントを決めてしまうなど、とにかく従来の時代劇の殺陣の概念を大きく変えてしまいました。
付き合わされた西島俊之に多少の戸惑いが見られるのもまた、本作の醍醐味だと思います。
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前作、キングスマンがそこそこ面白かったので続編のゴールデンサークルを鑑賞。
キングスマンの称号を受け継いだ若きエージェントがメインとなって大活躍。
潜水艇に変化する自動車など、往年の007を彷彿とさせるガジェットも健在。
話はテンポも良く、アクションも垢抜けていて、及第点の秀作でした。
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柔らかいタッチで描かれる、戦火の元の日常。
生と死が交錯する大戦下にあっても、続く日常、、ただその時代に生きただけに過ぎない戦時下の人々の
過酷な運命を淡々と紡ぐ秀作。
日本人が、平和や命の大切さを忘れ去り、自ら戦禍に飛び込もうとしている現代にあって、多くの方が観るべき作品。
声高に反戦を叫ぶことなく、日々たくましく生きることの尊さ、今の平和がこれまでの反省や外交努力によってかろうじて維持されていることを再認識させてくれる作品。
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1980年代を代表するリドリースコット監督作品のSF作品 ブレードランナーの続編であるブレードランナー2049を鑑賞。 前作の雨と暗闇にまみれた廃退的な近未来都市の世界観は、低予算とスケジュール不足の副産物だった訳だけれども、この続編の映像はきっちりと予算をかけてとてもスタイリッシュな映像に仕上がっています。
しかしながら、ストーリー面ではさしたる驚きもなく、物語は淡々と脚本をなぞるだけでした。
AI が人間の雇用を侵食し始めた現代にあって、もう少しヒトとは何か??についての問いかけを本作に見出したかったのは僕一人ではないはずです。 そんな訳で、期待が大きかっただけにちょっぴり寂しい印象でした。
そんな中にあって、女優陣の奮闘は目を見張るものがありました。
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エンターテインメント作品にも名作と呼ばれる作品はたくさんあるわけですが、本作 チャイルドプレイもその一つ。
主人公であるグッドガイ人形、チャッキーはその後幾度となく続編が作られ不動の人気を手にしました。
今回は、新たな三部作の第1作としてリブートした格好。 第1作の脚本監督を務めたドン・マンシーニが再び担当。オリジナルに戻って満を持しての再始動。
実際に観ての感想としては、スプラッタ系の描写は進化している一方、アナログな、来る、、来る、、といった、心理的なドキドキ感は逆に薄めになっています。技術に頼ると、そうなってしまうのでしょうね。とはいえ、普通に楽しめましたが、シリーズの一部とあって、消化不良なままエンディングを迎えます。早く第二作が観たいと言うのが正直なところ。
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HGギガーの圧倒的世界観を背景に、文句なしのSFクリーチャーホラーの金字塔を打ち立てた”エイリアン”
第1作の公開から、シリーズを重ねるごとに、ものすごい監督が手がけていて、それぞれを見比べるのもまた楽しい稀有なシリーズ。 そんなエイリアンの起源を描いたのが、前作 プロメテウス。 そして今回のエイリアンコヴェナントがその続編にあたり、あの宇宙最恐のエイリアンが産まれたのか、、その謎がついに解き明かされます。映像も、ストーリーもネームバリューに見合ったしっかりした作りで、安心して楽しめました。
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第二次世界大戦下のフランス、ダンケルクを舞台に30万人を超えるイギリス兵の撤退劇を描いたクリストファーノーラン監督によるイギリス、オランダ、フランス、アメリカ合衆国の4カ国合作映画。
語られる物語も、セリフも最小限に留める演出がなされている。そんじょそこらのハリウッド国威高揚戦争映画とは明らかに一線を画す作品。 よくも悪くも退屈で、明るくも暗くもなく、悲劇でも喜劇でもない、、淡々と陸海空の攻防が描かれていく。その分、登場人物から語られるわずかなセリフは重みを増し、強く心に残るのだけれど、それにしても退屈である。 クリストファーノーラン監督本来の作家性が表に出た自慰的作品で、評論家受けはかなりいいのだけれど、戦争アクションや手に汗握る脱出劇を期待してお金を払った観客にとっては少し辛いかもしれない。
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漆黒の巨大な宇宙船が突如として世界各地の上空に出現。
ただ静かに佇むその姿に、世界は畏怖しつつも、地球外生命体とのコミュニケーション手段を探り始める。
そのプロジェクトメンバーに選ばれた若き言語学者のヒロイン、、大切な我が子を幼くして亡くした心の傷を抱えながら、彼らとの対話に臨むのだが。
登場する宇宙船のフォルムが、お菓子の”ばかうけ”に酷似している点が世間の注目を集めた本作メッセージ。
いやいや、問題はそんなところではなく、見事な回文構造を劇中に展開したところにある。
ナイトシャラマン監督がかつて得意とした、大どんでん返し的結末は、結構面白い。 もちろん、考え抜かれた編集の妙技のなせる技である。 怖くも、悲しくも、ワクワクするわけでもない、真面目な作品ですが結構面白いです。見ていない人は、必見。
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高校二年生になる娘が観たいというので、一緒にレンタルして鑑賞した2016年山田尚子監督作品。
聴覚障害を持つヒロインと、好意を寄せるが故に彼女を深く傷つけてしまった過去を持つ主人公を中心にそれを取り巻く同級生達の小学生時代から高校生時代までを描く青春群像劇。
障害を持つヒロインの挫折と苦悩と再生を描く作品としては、その前に”心が叫びたがっているんだ”という作品をやはり娘と一緒に観て、いまいちなんだかなー的な感じだったので、その二番煎じ程度かなあ、、と、あまり期待もせず鑑賞。いい意味で序盤から予想を大きく裏切られました。
聴覚障害を持つ転校生、、硝子。はじめのうちこそ、献身的に彼女を支えていた同級生達は、いつしか重荷となってしまった彼女を一点、いじめ始める。 彼女に好意を感じていた将也も幼さ故に、自分の感情を処理する術を知らず、いじめの先鋒に立つことになる。
率先していじめる者、それに加担する者、それを容認する者、、、痛いほどリアルな小学生のいじめの構図と日常が描かれていく。 あくまで、他人を責めることなく、健気な姿を見せる硝子に対して、苛立ちを隠せない同級生女子もまた苛烈ないじめに加担していく。 いじめが激化する中、硝子は突然転校。
成長し、高校生となった将也、、、硝子いじめの先鋒に立っていた彼もまた、かつて一緒にいじめに加担していた幼馴染の裏切りにより孤立を深めていた。
そんな中、将也は思いがけず、硝子と再会する。 かつての過ちを詫びる将也、、それを笑顔で受け入れる硝子。互いの持つ苦い過去を清算し、苦悩に満ちた現在に光がさすかに見えたのだが、、かつての同級生達もまた、運命の糸に導かれるように硝子の前に姿を表して、、。
これほど、リアルな心情描写と、登場人物の描きこみは、実写では難しかったのではないだろうか? 女性の描写に定評のある山田尚子監督ならではの、女子の人間関係の闇をえぐる才能が炸裂。 いじめる方にも、いじめられる方にも確固たる理由があって、、、と言う論理には賛同しかねるけれど、実際にこう描かれると、誰にもどうにもならない人間の性が痛いほど伝わってきます。 予定調和の大円団とはいかない、これまた辛辣な終盤も、観る者に様々な感情を突きつけることでしょう。 正直言って、この作品はすごいです。
原作は、大今良時の漫画”聲の形”。読んだことはなかったのですが、読み切り、リメイク、を経て連載となるなど、かなり評価が高いようで、機会があればぜひ読んでみたいと思います。
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