ブラザーのプリンターって有りなのか?年々小さくなるキャノンのインク。キャノンとエプソンの横暴もいい加減、行き着くところまで行ったようで。
6年程前に2万円ちょっとで買ったキャノンのプリンターPIXUS MP800。
スキャナーにコピー、FAXにDVDラベル印刷も出来るいわゆる複合機の中級機種。
非常に使い勝手は良かったのだけれども、購入して二年程でプリンタヘッドが突然逝ってしまい、交換に5000円ちょっと、、。 年一回の年賀状くらいにしか使わないのであるが、4年目に紙送りがままなら無くなり、とうとう2012年の年賀状印刷後、前面給紙も背面給紙も出来なくなり現役引退と相成った。
後継機種を選ぶ上では、まず印刷品質とスピードはもちろんだけれども、以外と重要なのが印刷コスト、、すなわちインクの容量と値段である。
タイの洪水による品薄の状況であるにも関わらず、エプソン、キャノンの熾烈なプリンター販売競争はもはや消耗戦の様相を呈していて、スキャナー、コピー、両面印刷そしてなんと無線LAN対応のフル装備の複合機ですら1万円を切ろうかと言うプリンタデフレ状態。 どう考えたって、生産コストのいくらも回収出来ない価格設定、、投げ売り合戦である。 こんな、状況で両社ともどうやって、利益を出しているのか?
答えは簡単、印刷に必須であるインク代で回収しているのである。
本体のプリンタをほぼただ同然で販売して、ユーザーを囲っておいて、めちゃめちゃ高価なインク代で搾り取る。そんな、ビジネスモデルが我がもの顔でまかり通っているのである。 確かに、インクが無ければ、どんなに高級高品質なプリンターもただのゴミでしかない訳で、、。
そんな訳で、キャノン、エプソンともインクの多色化、付加価値アップに余念がない。 中でも、特にえげつないのが、キャノンのPIXSUS MG3130などの複合機のエントリーモデル。 なんでも付いて、無線LANまで対応しているのに、実勢価格は6000円ちょっと、、。そんな、馬鹿な!と叫びたくなるほど安い。 しかしながら、インクは黒一個と3色一体型一個で非常に容量が小さい、、、その印刷コストはL版写真一枚あたり29.5円(メーカー公称値)に達する。 プリンターが本体が6000円で、インクカートリッジが3000円程(黒と三色合わせて)、、。 キャノンのインクは最近どんどん容量が小さくなってきていて、年一回の年賀状印刷ですらカートリッジ交換一回では済まない、、とすると、プリンタ本体の価格をインク代があっという間に上回ると言う事態に陥る。
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6000円で何でもありのプリンターが買えると、喜んで飛びつくのはあまり賢明とは言えず、それならカートリッジ何回か分足して1−2万円代の上級機種(MG5330、6230など)を買った方が機能も品質も充実しタンクも6色分離型になり、印刷コストが40%も安くなるので、数年使えばあっというまに支払い総額が逆転してしまうことになる。
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ま、そんなえげつないビジネスモデルはキャノンのプリンターに限らず、携帯電話も含めて世にはびこっている訳だけれども、それって、結局メーカーが価格競争の果てに苦肉の策として生み出したメソッドなのだから、結局我々ユーザーにもその責任の一端があるのだと思う。 フェアトレードという訳じゃないけれども、あれだけのセンサーや部品を精密に組み込みながら、材料費も人件費も製品に正々堂々と転嫁することを許されないことこそが、異常なのだと思う。 6000円で買ったプリンターを、数年で壊れたからといって2000円−3000円の郵送手数料を負担して、さらに数千円の技術料をはらってメーカーに修理依頼するなんてことはあり得ないから、みんな使い捨て。 ピカピカなのに使い捨て、、年賀状200枚くらい印刷しただけなのに使い捨て、、それ異常だと思う。
プリンター、、本体はもっと高くてもいいよ、、大切に使うからさ、、、壊れにくく、そしてランニングコストを下げて欲しい。 僕たちユーザーが、そういう意思表示を製品選びに反映させて行けば少しずつでも変わって行ってくれるのだろうか? ねえ、キャノンさん。
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